韓国に「親日清算」が不可能な理由

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※コイツの言葉を信じる日本人はいない。

韓国の保守論客だと言うファンドビルダーなる者が面白い主張をしている。

「韓国の言う『親日清算』の具体的基準を示せ」

と言うのだが、残念ながらその主張をするには遅すぎた様だ。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/4649f1e4c4b164230357fd4585e13ec4450eeacd

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※韓国が日本にやりたい事。

韓国人は長い間いつも「真正な謝罪」とだけ無条件に叫んでいるが、その日本に対する「真正な謝罪」の要求と言うのは、日本から本当に謝罪を引き出して事態を終結させようという次元のものでなく、日本の謝罪には「無条件でダメ出しをして反日攻勢の無限反復を続けて行こう」という不純な次元のものに過ぎないし、実際韓国はそうしてきた。だから「真正な謝罪」ね基準など最初からある筈もない。

それを言うなら「具体的基準を示せ」と言う記事の主張は一見もっともに思えるが、残念ながら大事な事を見落としている。

以前にも記事にしたが、韓国大統領が所謂歴史認識問題に関して行った発言がどれだけ裏切られてきたか?日本人は骨身に染みて知っている。従って仮に記事の主張通り韓国が日本に「真正な謝罪」の具体的基準を示したとしても「それで最終的に決着」と受け止める日本人はいない。最早韓国を信用する日本人などいないのだ。せめて後10年早くその主張をするべきだった。

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※そんな真似が罷り通る訳はない。

また、仮に文在寅の奴が「真正な謝罪の具体的基準」を示したとしても今まで日本の総理大臣がしてきた謝罪や日韓請求権協定、慰安婦合意などは何だったのか?と言う話になる。日韓請求権協定では「完全かつ最終的」、慰安婦合意では「最終的かつ不可逆的」と言う表現が使われているが、韓国側が日本に「真正な謝罪」の具体的基準として新たに何かを要求するのはそれに明確に反する。それは日韓関係の根底を破壊する、と言う意味なのだが、記事の作者はその意味を判っているのだろうか?

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※日本人は既に知っている。

もっと言ってしまえば日本人の多くは韓国の言う「親日清算」「真正な謝罪」の意味を知っている。「親日清算」は日本の痕跡を朝鮮半島から文字通り跡形もなく消し去る事で、「真正な謝罪」とは「日韓併合」「慰安婦問題」「徴用工問題」で日本が違法性を認めて賠償金を払い続ける事である。が、韓国人の言う「親日清算」は「絶対に不可能」なのである。

例え韓国人が国内にある「日本統治時代の痕跡」を物理的に消滅させたとしても、日本由来の外来語を全て排除したとしても、である。何故か?

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※日本人学者が命名した朝鮮半島固有種。

「金剛提灯花」と韓国で呼ばれる朝鮮半島固有種の植物がある。その学名は

「Hanabusaya asiatica Nakai」

である。これは日本人植物学者の中井猛之進が1911年にこの金剛提灯花を新しい属として命名したものだが、その学名の由来は本人及び自身に朝鮮植物の研究を提案した初代朝鮮日本公使花房義質に因んで命名された。

それどころか韓国で「朝鮮花菅・平壌知母」と呼ばれる花の学名は

「Terauchia anemarrhenaefolia Nakai」

と、あろう事か朝鮮総督寺内正毅の名前に因んで命名されている。韓国人にとっては「痛恨」であろうが、幾ら叫んでも何をしてもそういう歴史的経緯を理由にした学名変更は不可能だ。従って植物学、と言う意外な形で韓国人の言う「日帝残滓」は永久に残るのである。

また、日韓併合、所謂慰安婦問題、所謂徴用工問題、いずれも「当時の法体系に照らして合法」であり、例え現在の感覚で「誰の目から見ても違法」でも実行時点で合法ならそれは「合法な行為」である。韓国人はその「法学の基本」さえ理解していない。バカ丸出しで騒いでいるだけ、と言うのが韓国人の「反日」の実態なのである。

従って韓国人の言う「親日清算」とか「真正な謝罪」とは「無い物ねだり」でしかない。一々そんなもんに付き合う理由が何処にある?日本人の多くがその意味を理解しているが、韓国人の多くはそれを理解していない。従って記事で指摘するべきはそのギャップであり、韓国人がその意味を理解して始めて「話し合い」での解決が可能になる。果たしてそれが出来るかどうか?それを踏まえた論説が韓国には求められる。