最近日本のコロナ感染者数が減少の訳は?
※「何かした」訳ではないのだが…
日本のコロナ感染状況は世界から見ると極めて奇異なものらしい。確かにそうかも知れない。8月には1日2万人以上の新規感染者が出ていたのが2ヶ月後には300人台になっている。単純に数字だけで言えば90%近く減少しているのだから。しかも緊急事態宣言が多くの都道府県に出ていたとは言え、あれは国民に何か強制的な措置を行う性質のものではない。ならばどうして日本はこの所感染者が激減しているのか?様々な国のメディアがその謎を分析している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/29610730443832679794cfbba7435f7bcdc2bca6
他国から見たら日本のコロナ対策はそもそも奇異なものでしかない。ロックダウンの様な無茶苦茶な真似はしていないし、大規模なPCR検査で感染者を洗いざらいした訳でもない。島国なのに水際対策は未だにザル同然。しかもオリンピックやパラリンピックを開催したオマケ付きだ。日本人だってよく判っちやいない、と言うのが実際の所ではないのだろうか?「コロナ対策に不満」だと内閣支持率は激下がりし、菅政権が退陣する事にもなった。だが問題はこの先にあると言える。
※どっかの国のやっかみに構う必要はない。
まず「感染状況を楽観視」していきなり今まで自粛していた事を一気に元に戻そうとするとシンガポールや英国の二の舞になりかねない。
「早くコロナ前の様な生活に戻りたい」
と言う気持ちは判るがここで焦って元の木阿弥にしては今までの苦労が水の泡になる。こういう時こそ焦ってはならない。
※日頃の行いの差、とも言える。
海外でも注目される日本のコロナ感染状況、何だかんだ言っても政府も自治体もそれなりに「やるべき事はやっていて」今更ながら効果が出てきた、と、見る事も出来る。で、あれば菅前首相は目先の事しか見ないマスゴミや国賊野党に翻弄されていた、と言う事でもある。普段目立たないが居なくなって「有難味が判る」人、と言うのはたまに居るが、菅前首相もそういったタイプの人だったのかも知れない。
また、日本は元から衛生概念はしっかりしており、体制が出来上がればどうにでも出来る。そういった面もプラスに作用したのだろう。コロナ対策では「ゼロコロナ」と言う完全に押さえ込もうと言う発想と「ウィズコロナ」と言うコロナの存在を前提に死者や重症者の抑制に重点を置く対策に分けられる。「ゼロコロナ」は沢山の国がやって悉く失敗した。「ウィズコロナ」はシンガポールや英国での状況を見ると実施に不安ばかりになるのは仕方ない。が、日本がその道を作る事が出来るかも知れない。その為の努力は惜しんではならない。
が、問題は「コロナ周期説」がある事だ。それに従えば年末に再び感染拡大になる恐れがある。そこをどう乗り切るか?が問われる事になるだろう。「ウィズコロナ」を考えるのはそれからだと言える。
いずれにせよ、政府におんぶに抱っこだけではコロナ禍は乗り切れない。我々一人一人の「自助」、家族や仲間との「共助」も重要である。そういう小さく地道な努力が「コロナ禍克服のモデルケース」になるかも知れない。その為にもここで油断してはならないのである。