豊洲移転問題、小池百合子の出した答えは最悪だった

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民進党みたいな答えを持ってくるな。

小池百合子都知事になって以来、懸案であり続けた「豊洲市場移転問題」、迷走の末に小池百合子が出した答えは

「築地も豊洲も『市場として』活用する」

と言う「玉虫色」の代物でしかなかった。

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※大風呂敷を広げただけ、だった。

…これでは「民進党レベル」の答え、としか言い様がない。自民党小池百合子を「決められない都知事」と常々批判していたが、それを認めたに等しい。また業者にも「豊洲移転容認派」と「築地残留派」がいる模様だが、そのどちらにも「いい顔」をしようとしている様にしか思えない。つまり、「選挙対策の産物」でしかないのだろう。それで果たして「まともな結果」になるのだろうか?

否、当然こういう「批判」は「出るもの」なのである。

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※市場が2つ必要な状況ではないだろう。

「市場の中心機能は卸と仲卸。それが一部だけ残ったところで物理的、経済的に市場は成り立たない」

「築地再開発で余分な金がかかることについて、都民に説明するべきだ」

「こんなに近い場所に市場が2つある意味が分からない」

「市場機能のすみ分けは困難」

「買い手にとっても効率性が悪くなり、価格に跳ね返る可能性もある」

産経新聞ではこの様な意見を取り上げて記事にしているが、小池百合子は「具体的な移転スケジュール」も「築地再開発計画」は「今後検討」とし、「市場が2つ、それも近距離に並ぶ事の問題点」や「役割分担」についても触れなかった。これでは「結論ありきの『見切り発車』」でしかないが、それをやろうとして失敗したのが「悪夢の民主党政権」だった事は小池百合子の思考回路にはないのだろうか?少なくとも東京都民は「悪夢の民主党政権の再来」を小池百合子に期待したのではない筈だが、小池百合子にそういう理解はあるのだろうか?

豊洲市場移転に伴って築地市場をかすめる形で「環状2号線」の整備が計画されている。この工事を受注した会社が「都議会のドン」と呼ばれた内田茂献金していた事もあって「癒着の産物か」などと疑いの目を向けられていた。(勿論両方とも否定している)そういう利権構造を暴いたり、潰していたのならまだ納得は出来るが、そういう訳では無さそうだ。と、なるとこの小池百合子の判断、「最悪」の判断として混乱が続く結果を生みそうだ。東京都民は小池百合子を買い被り過ぎた、と言う事である。
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※そう見えて「最も最悪」の選択である。