「歪んだ行政」とは何なのか?

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昨日行われた国会の「加計学園」を巡る一件での閉会中審査、最大のキーマン、と言えそうな前川喜平が国会に参考人として招致され、その発言が注目された。

…とは言え、そもそもこの件で騒ぐ事自体が

「倒閣を目的にした『ショー』」

でしかなく、それ故に

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と、前川喜平が証言した所でそれを裏付ける「新たな物証」が出てきた訳ではない。


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と、蓮舫は言うが、要するに

「自分達の描いたストーリーに沿った答弁が引き出せなかった」

だけでしかなく、前川喜平を国会に呼んでまでして「この結果」では

「追及の『手札』が尽きた」

と言う「裏返し」とも受け取れる。

獣医学部新設を「特区」を作ってまで推進「しなくてはならない」理由に以下の記事で指摘される文科省の「告示」があるのだが、国会で「その『告示』の是非」は何処まで論じられたのだろうか?

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獣医学部の新設は昭和41年の北里大が最後である。その後昭和59年に内規で、また平成15年には告示で獣医学部新設の「門前払い」を明確にしている。その根拠は「農水省の獣医師に関する需給見通し」との事だが、果たしてそれは「妥当」だったのか?口蹄疫鳥インフルエンザ、と言った問題も発生している中で問題はなかったのか?問われるべきは「総理の意向」の存否より「この様な『規制策』への認識」であるべきだった。


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加計学園の件を利用して倒閣」

しか頭にない野党やマスコミ共の脳味噌では理解出来ないのだろうが、獣医学部新設を求める声が上がっても

「その声に最初から耳を塞ぐ」

真似をしてきたのが実態である。現在四国には獣医学部がないが、「その必要性」があったとしても、「最初から検討対象にすらならない」。それが「正しい行政の在り方」と言えるのか?加戸前愛媛県知事

「『歪められた行政が正された』と言うのが正しい」

と、国会で証言した意味はそこにある。


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「何も前に進まなかった」

と、批判するが、「倒閣」が目的ならそうだろう。野党も野党で

加計学園の件で『何が違法行為でその証拠は何か?』」

を一切明確にしていない。国会は裁判をする場ではないが、疑惑をかけて追及する以上、当然それなりの「根拠」は必要だ。それがないのを承知で追及するのは

「世論誘導」
「マスコミを利用した倒閣運動」

でしかない。それに乗っかるマスコミの何処に「政治的中立」があるのだろうか?

時間と経費の無駄を承知で加計学園の件をまだやりたいなら

文科省の告示」

の是非から始めて見てはどうか?

「歪められた行政」

とは一体何なのか?与野党参考人の認識からして食い違っている。行政のチェックを国会が行う事には反対しないが、閉会中審査だ臨時国会だと言う前に「論点」位は明確にしてから言うべきである。野党のやり方は

「時間と経費の無駄」

を生む「歪んだ」国会対応でしかない。