三権分立の意味を知らない韓国


※アンタも下手すりゃ「塀の中」だな。

司法権の独立」と言うのは「近代国家の大前提」である。かつて日本が西欧列強に不平等条約を結ばされた理由の一つがこれであった。「大津事件」で日本も「司法権の独立」が保障されている、と西欧列強に判断された事が条約改正の一因となった事は間違いないだろう。(ただし、大津事件での対応が100%「司法権の独立」を守った訳ではない。)

だが、21世紀にもなって、未だに「司法権の独立」が担保されていない「蛮国」が世界に(恐らく)一つ存在する。その国の名は「韓国」である。

文在寅が大統領になった2017年大統領選挙などでネット上の記事の評価を不正に操作し、文在寅有利の世論を造り出したとして文在寅の側近と言われる慶尚南道知事の金慶洙なる人物が訴追され、先月末に懲役2年の実刑判決が出た。文在寅が事件に関与していなくても最側近の現職知事に有罪判決が出た、と言う時点で政権への影響は避けられない。日本で同様の構図の事件が起きようものなら安倍首相でなくても野党やマスコミは全力で倒閣運動に精を出すだろう。勿論与党は「総理は無関係」と火消しに追われる事になるのだろうが、韓国の場合、与党は「異常な対応」を見せた。

「警告する。不純な動機と政治的利益のために現政権を揺さぶらないでほしい。そのような試みは国民に再び弾劾されるだろう」

韓国与党「共に民主党」院内代表の洪永杓はこの様に発言し、

「司法判断に対する露骨な政治介入」

の姿勢を鮮明にした。洪永杓の言う「不純な動機」とは本人に言わせると朴槿恵政権時に「自称」徴用工裁判での「判決引き延ばし」の司法介入容疑でで逮捕された最高裁長官・梁承泰グループによる

「組織的抵抗」

を指しているのは疑いの余地はないだろう。因みに金慶洙の裁判を担当した判事は梁承泰の部下だったらしい。それで「共に民主党」は


「文政権に報復するために恣意的な判決を下した」

と主張し、司法介入を糾弾するための委員会を立ち上げ、判事の弾劾を含めて検討する方針を打ち出した、と言うのだ。

…例え立憲民主党が「最低の屑集団」でも自分達に不利な判決が出た所で判決に不満を表明する事はあってもそこまではするまい。しかも金慶洙に有罪判決を下したこの判事、昨年は朴槿恵の裁判も担当しており、情報機関の裏金授受事件で朴槿恵に懲役8年の実刑判決を出している。この時「共に民主党」は

「司法正義の実現」

等と抜かして判決を評価していた。恐らくこの判事は「法と証拠に基づいて」判断したに過ぎないのだろうが、政権が自分達に都合悪い判決を出す判事を弾劾するのでは「政治が裁判所を支配」するのと変わらない。と、言うかそういう司法制度の国は実在する。支那がそうだ。

支那の裁判所は「支那共産党の指導を受けて」司法権を行使する。そこには「司法権の独立」なんて要素は何処にもないが、「共に民主党」はそういう司法制度を志向している模様だ。こんな「ダブルスタンダード」を罷り通そう、と言うのだから「三権分立」 なんて韓国では有り得ない。

韓国が国際社会の一員である事を望むならこういう所から直さなくてはならない。と、言うか韓国は国際社会に参加する前提条件すら満たしていないのである。韓国は世界から200年は遅れている模様だ。