死刑執行の当日告知は妥当なのか?

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※死刑執行場…らしい。

「死刑執行を当日に告知するのは違法」

として死刑囚が国を訴える訴訟を起こした。死刑執行、ひいては死刑制度の在り方について考えるのは結構な話だが、これは何か違う気がする。


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https://news.yahoo.co.jp/articles/230e70fcf3d50d6d733d1aebb152d39f380bf0f7

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※そもそも死刑囚とはそれだけの悪行をしている。

死刑執行が「当日告知」になったのはかつては事前告知していたのだが、告知から執行までの間に自殺した死刑囚が居た為、それを防ぐ為に
この様な形になったと言う事情がある。

当日告知では「不服申立ての権利が侵害されている」と言うが、死刑判決が確定しても一応「冤罪の可能性はないか」チェックはしているらしく、そもそも死刑判決が出たと言っても冤罪だと言うなら再審請求なども不可能ではない。要するに「死刑執行される死刑囚」と言うのは「冤罪の可能性もない」「死刑になる様な凶悪犯罪をやった」人間だと言う事だ。

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刑事訴訟法475条。

死刑執行については刑事訴訟法475条に規定がある。2項で「判決確定から6ヶ月以内に執行」とあるが全くと言って良い程守られていない。理由としては前述の「最終チェック」をしている事が挙げられるのと、法務大臣も人間なのだからやはり躊躇してしまうのか?いずれにしても死刑囚が判決に不服申立てをする機会は事実上確保されているに等しい。

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※それが死刑囚の実態なのだろう。

また、「死刑」とは執行して始めて「刑が執行された」のであってそれが「罪に対する罰」「償い」なのである。従って死刑囚が何年ムショに居ても「罪を償った」とは言えないのだ。そして「死刑判決が確定」した以上、執行はする側の裁量の問題であり、そもそも裁判て確定した罰を受けるのに「不服申立て」もへったくれもない。

…ところでこの死刑囚が主張する様に事前告知に戻したら死刑囚は否応なしに「執行までのカウントダウン」を味わう事になる。どんな気持ちになるのか?当人が伝える事が出来ないので想像の域を出ないが、心理的なストレスは相当のものになるのではないか?その方が死刑囚が苦しむ事になるからそうしろ、なんて言う人も居るかも知れない。だが、死刑囚とは言え、一応執行までは人権はあるし、事前告知して発狂するなどの事例が多発するならそれこそ憲法の禁ずる「残虐な刑罰」になる危険もある。難しい問題なのだ。

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※過度な負担を死刑囚にかけるとこれに抵触する。

死刑囚に自らの死刑執行について早期執行を希望するとか、事前告知が欲しいとかの要望を受け入れる度量があっても良いとは思うが、この件では本人の意思か弁護士の入れ知恵かは知らないが、「本人の死刑執行を停止または先延ばし」する狙いがある様に思える。仮にそうなら

「確定した司法判決の執行を妨害」

する行為となり、権利の濫用にならないか?だが、死刑制度の是非を含めた在り方を議論するのは悪い事ではない。この訴訟、そういうきっかけにはなるかも知れないが、それ以上の意味はないと言える。

問題に誠実に向き合う事が出来ない立憲民主党

 
※問題の本質を理解していない。
 
立憲民主党がネットメディアの「Choose Life Project」に資金提供を行っていた問題での調査結果を公表した。僅か5日での公表とは随分早い対応だが、蓋を開けてみると先の福山哲郎の釈明を追認しただけで処分はなし。相変わらず「身内に大甘」な体質に変わりはない模様だ。
 

 

 

 
 

立憲民主党は何も判っていない。
 
この件での問題の核心は
 
「『公共のメディア』を自称するCLPに公党が資金援助した事」
 
そのものであってそれが「違法行為なのかどうか」ではない。立憲民主党の言い分では
 
「不適切でも違法ではないから問題ない」
 
と言わんばかりだが、それでは問題の本質を理解していないか、回避してダメージを最小限にしようと言う意図しか感じない。どちらにしても「問題や批判に誠実に向き合う」姿勢でない事だけは確かだ。それでは国民の理解も得られないし、失った信頼を取り戻す事も出来ない。枝野幸男から代表が変わって少しは変化が見られるのか?と思うのは間違いだった、と言う事だ。
 
※問題の本質は政治倫理、道義的問題。
 
更に問題と言えるのが「資金の流れの妥当性を検証出来なかった」と言う事だ。その上支出は当時幹事長だった福山哲郎の判断だと言うが、党内で議論した形跡もなかったと言う。つまりこれは福山哲郎の独断だったと言うのか?それなら奴は党のカネを私的に支出していたに等しく、法的な問題がなくても党内ガバナンスの問題が出てくる。職権乱用と言う事だ。また立憲民主党は現在2代目でこの件は初代立憲民主党での話つまりコイツ等からすれば「名前は同じでも実態は別政党だから問題なし」とでも言いたいのか?コイツ等お得意の「政党名ロンダリング」だが、それで逃げ切れると思っているなら大きな間違いである。例えこの公表で一区切りとマスコミが報道しなくなっても国民は忘れない。必ず立憲民主党にはしっぺ返しが待っている。
 
立憲民主党こそ言われなき誹謗中傷を繰り返している。
 
また立憲民主党Twitterアカウント「Dappi」の件とは違うと強調した。確かに違う。「Dappi」は自民党関連の取引があり、カネは依頼された仕事に対する報酬でしかない。また、野党批判をしていた事も取引を通じて自民党シンパになったとか、そもそも本人が自民党支持者であるなら「言論の自由」「思想信条の自由」でしかない。確かに事実誤認や名誉毀損に該当する発言は問題になるが、立憲民主党は所属議員がこのアカウント主を提訴するまで「知らなかった」なんて事はなく、「Dappi」のツイートに対して事実誤認を指摘し、訂正を求める対応をしていた事がある。その際、「Dappi」自身が間違いを認めて当該ツイートの削除、そして謝罪と言った対応をしていた事もあったのだ。何だかんだ言っても立憲民主党は以前から「Dappi」については主の正体はともかく、ネットでの発言については知っており、逐一その発言を見ていた事が窺える。「Dappi」は結構なフォロワーがいて、発言の影響力もそれなりにあっただけに訴訟それ自体がスラップ訴訟、自分達に都合の悪い発言をするアカウントを潰す狙いがあるものと受け取る事も出来る。
 
立憲民主党はいつもそう。
 
いずれにしても立憲民主党の「身内に大甘」な体質に変わりはなく、問題の本質を理解し、誠実に向き合う姿勢がない事はこの会見で明らかになったと言える。正に「表紙を変えただけ」でしかないのだ。泉健太になって変わり身を期待した人が居るならここでその考えは改めて貰わなければならない。本当にCLPの理念に共感したなら「クラウドファンディングの手法をアドバイス」とかはあってもカネを出す、なんてあり得ない。「公共のメディア」にカネを出したらその時点で「公共のメディア」ではなくなるが、福山哲郎はその意味を理解していなかった。奴が自分のポケットマネーで援助したなら兎も角、立憲民主党としてカネを出したのだから奴一人の問題ではなく「立憲民主党としての問題」となる。そこに向き合う事なく「政党名ロンダリング」を盾に逃げようとするのだから話にもならない。やはり立憲民主党立憲民主党。腐ったものはどうやっても「腐ったもの」なのだ。国民から「選挙結果」と言う形で制裁を受けるのが相応しいと言える。参議院選挙でそうしてやるべきである。

 

 

クソの役にも立たない安保理

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※クソの役にも立たない安保理

北朝鮮がまたもやミサイルの発射を行った。何処からどう見ても明白な安保理決議違反であり、そういう意思を安保理として示さなければ安保理、ひいては国連の存在意義に関わるのだが、支那ロシアの妨害によって安保理は機能不全に陥ってしまった模様だ。一応日本と安保理の米英仏、アイルランドアルバニアの6か国共同声明で北朝鮮のミサイル発射を非難したものの、金正恩にとっては残念ながら痛くも痒くもないだろう。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/f809de679e6cb434a2d8af5962c032808a435d89

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※だから北朝鮮が増長する。

今回の安保理会合は5日のミサイル発射についての協議だった。久々に「その他の案件」から正式議題となったと言うが、支那とロシアが足を引っ張るせいで何も出来ないのであればそんなものには何の意味もない。支那ロシアは北朝鮮を擁護し「制裁緩和」を主張したと言うが、明確な国連安保理決議違反と言う「国際法違反」を目の当たりにして制裁を緩和するとか狂っているとしか思えない。どんな理屈を並べ立てた所で「違法行為は違法行為」以外の何物でもない。それが判らないなら議論に口出しせず棄権して貰いたい。

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※流石民主主義でない支那ロシアの主張なだけある。

支那ロシアがここで「北朝鮮への制裁緩和」を主張するのはそれによって「対話の呼び水にしよう」と言う目的だと言うが、そんな手で巧く行くならとっくの昔に北朝鮮の核問題など解決している。そもそもコイツ等が約束を守らないのは何度も証明されている。幾ら金正恩の奴が「制裁を緩和してくれれば対話に応じる」等と言った所でそんなもの信用に値しない。それ以前に必要なのは「北朝鮮を対話のテーブルに引きずり出す」事ではなく「北朝鮮が核開発を放棄する」と言う事だ。問題の本質をすり替えたり、勘違いしてはならない。

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支那ロシアならやりかねない。

今回の安保理会合は先述した様に5日のミサイル発射についてのものだった。そしてこの協議終了に合わせたかの様に再び北朝鮮はミサイルを発射した。金正恩の奴は協議が不調に終わる事を予め知っていたか、若しくは予想していたのだろう。支那ロシアならそういう意向を協議前に北朝鮮に通知するなど朝飯前だし、そんなものが無くても結果は容易に予想出来る。つまり2回目のミサイル発射は

「制裁を緩和しないとミサイル発射を継続する」

と言うメッセージなのだと受け取って差し支えないだろう。勿論その為の資金は支那ロシアが秘密裏に提供しているのだろう。そして連中は制裁緩和実現したら即座に北朝鮮に送る物資や表に出来るカネを既に用意しているのだろう。支那ロシアにとってこの地域でアメリカの影響力を低下させるには北朝鮮に頑張ってゴネ続けて貰うのが一番手っ取り早くかつ自分達の手を汚さない。しかも韓国では大統領選だ。ここで李在明の奴が勝ってくれれば支那ロシアの影響力は38度線から対馬海峡にまで進出するも同然だ。つまり韓国大統領選の結果が出る迄は何としても最悪でも現状維持、出来れば一つでも北朝鮮への制裁緩和が引き出せれば支那ロシアにとっては御の字だ。だからこそ連中はここが勝負所と攻勢をかけてきているのだ。勿論米英仏とは意見が対立するのは必然だが、連中からすればそれも結構な話。それで安保理は機能不全になるからだ。

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※残念ながら支那ロシアのペース。

残念ながら事態は支那ロシアのペースで動いているとしか言い様はないだろう。まともに議論すれば日本を含めた自由主義陣営の主張正論であり、多数派なのは間違いないが、少数派が事態を優勢に進めるには「武力」を用いるのが今も昔も、また洋の東西を問わず常套手段である。そして連中は今まさにそれを実行しているのだ。これが理解出来ないのであればそもそも口を挟むべきではない。

こういう事態を打破する為にもここで日本が憲法を改正し、自衛隊国防軍とするだけでも支那ロシア北朝鮮に与える影響はあり、朝鮮半島情勢のバランスをレッドチーム有利になる事を防ぐ意味を持つ。「国連中心外交」なんて言っていた政治家がいたが、国連や安保理が「クソの役にも立たない穀潰し」である事は明白であり、日本は自分で自分を守る手段を採用する以外選択肢はない。今が正に「憲法を改正する時」なのだとも言える。それが理解出来ないならそもそも政治を志してはならない。日本の政治は日本の独立があってこそ。支那の属国やロシアの植民地になってからでは「政治」など成り立たないのだ。日本にはその意味も判らず政治家になって無駄に国民の税金を食い潰している輩が少なからず存在している。こういう連中を排除するのが第一歩だ。その筆頭とも言える政党は今や落ち目。絶好のチャンスが来ているとも言えるのだ。この機会を逃してはならない。自民党は硬軟織り混ぜてしっかりとこの機会を活かして貰いたい。それが政権与党として当然の責務である。

天津でのオミクロン株市中感染と北京オリンピック

 

※天津は北京と目と鼻の先。
 
北京オリンピックを来月に控えた中、北京と至近距離の都市である天津でオミクロン株の市中感染が確認された。感染ルートが不明、との事でこれが北京に飛び火すれば北京オリンピックの開催に暗雲が漂う事になる。
 

 

 

 
※悲劇はこれから起こる。
 
事態を受けて天津市民1400万人全員のPCR検査を実施すると言うが、オリンピックに間に合わせる為には単純計算で1日70万件近い検査が要求される。仮にそれが可能な体制があるとしても未実施者が陽性に気付かず北京に行って市中感染させてしまえばそこまで。「オリンピック真っ只中に北京で感染爆発」なんて笑い事にもならない事態もあり得る。
 
これを防ぐべく「北京と天津の往来を遮断する 」なんて無茶苦茶な手段に出る事もあり得るが、天津で初めてオミクロン株が検出されたのは約1ヶ月前の入国検疫だった。今回の市中感染の感染ルートは不明だが、この「最初の一件」が関連しているなら無症状の感染者が天津には既にそれなり以上に居て、それらの人が北京へ行った可能性、また北京から来た人に感染させた可能性は否定出来ない。それどころか北京と天津の往来を遮断しても既にそうなっていれば手遅れだし、天津から別の都市へ行ってウイルスをバラ撒き、そこで感染した人が北京に来たが故に北京にオミクロン株、なんて事態も想定出来る。北京と天津の往来を遮断しても、天津をロックダウンしても可能性は消えない。
 
※最後はそうなる。
 
北京の安全を証明するには全ての北京市民にPCR検査をしてオリンピック前に「オミクロン株感染者がいない」事を証明するよりないが、北京市の人口は約2200万人弱。これを仮に2週間でやるなら単純計算で1日157万件以上の検査能力が要求される。現実的だろうか?仮にそれだけの検査を可能にする体制があったとしても検査はその時点での陰性は証明出来ても「その後の陰性」までは保証しない。東京オリンピックでも入国時の検査はパスでも「後で発症」なんて例もあった。北京でそれが起きない保証はない。また如何に報道陣の人数を制限しても「100%の安全」は保証出来ない。
 
最後の手段は「隠蔽する」事だ。オリンピック開催を最優先にして仮にオミクロン株が出ても報道規制をかけて隠蔽する。そうでもしなければ習近平の面子は保てないだろうが果たして奴一人の為にそこまでする価値があるのだろうか?
 
IOCもダンマリだが、直前の中止が混乱するからと言って開催を強行してコロナ禍が拡大するのでは元も子もない。開催目前でどうするのか?結果次第では支那は大変な事になりかねないが、このパンデミックの責任はコイツ等にあるのだからキチンと責任は取って貰いたいものだ。経緯にも注目が必要だと言えるだろう。
 
 
 
 

習近平は現代のヒトラーである

 

この御仁も作曲家として以外にも色々発言をしている。特に感心したのがこちら。

 

 

福島第一原発事故後の原発の在り方についてのドキュメンタリー映画なのだが、彼は「自分は反原発」としつつ原発の必要性を訴えるこの映画の推薦をしていた。そこには自分の意見を持ちつつ「反対意見にもキチンと耳を傾ける」姿勢がある。「結論ありき」で反対意見には耳を傾けないどころか屁理屈で封殺しようとするサヨクの愚劣さとは明らかに違う。例えリベラルでもこういう姿勢は必要だと言える。

 

彼が指摘する通りアメリカでも人種差別に基づく問題はあるし、そもそもアメリカの民主主義が完璧なものでもない。だが、だからと言って支那ウイグルでやっている様なジェノサイドや香港での明らかな人権や自由の抑圧を是認しなければならない、なんて理屈にはならない。勿論人種差別など「あってはいけない」し、「やってはいけない」事は論を待たないが、支那のやっている事はそれ以上の悪行であり、優先順位、と言う点でもアメリカでの人種差別や民主主義国家での民主主義の問題点より優先されて解決すべきなのは言うまでもない。

 

支那ウイグルや香港での悪行を解決するのが先。
 
さて、北京オリンピックが近づいているが、米英豪は「外交ボイコット」を宣言し、日本も「外交ボイコット」と言う言葉は使わないと言うだけでそれに追随した。三枝成彰氏以外にもこの北京オリンピックを1936年のベルリンオリンピックに準える意見を主張する人がいるが、正にその通りであると言える。
 
参加するアスリートからすればオリンピックは目標となり、参加する事に意義があるのは勿論だ。だが、それは競技場の中での話であって、オリンピックは競技場の外で否応なしに「国際スポーツ大会」以外の側面も持つ。例えば放映権や広告、開会式や閉会式での政府関係者の参加など、アスリート抜きでの政府や企業の水面下での駆け引きが付いて回る。オリンピックがそこまでの大会になってしまった、と言ってしまえばそこまでなのだが、そうなると本来の目的とは別の目的でオリンピックを利用しようなんて輩が出てくる。
 
※それに加担してはならない。
 
その筆頭に挙げられるのがヒトラーだ。奴はオリンピックをプロパガンダに悪用した。そしてこの時点でユダヤ人迫害は行われていたのだが、世界はそれを見て見ぬふりをして何事もなかったかの様にオリンピックに参加した結果ヒトラーは世界に自分の力を見せ付ける事に成功し、奴は増長してホロコーストに邁進し、更には侵略戦争をやらかして第二次世界大戦を引き起こした。日本もそんなヒトラーと組んでしまった為に現在に至るまで汚名を受けている。
 
ヒトラー習近平のやっている事は基本的には同質である。独裁者となり、特定民族を迫害し、全体主義を以て自由を抑圧とヒトラー習近平ナチス支那共産党ユダヤ人をウイグル族に置き換えればそのまんまで後は過去形が現在進行形になる。そしてオリンピックを開催してプロパガンダにする。北京オリンピックに何事もなかったかの如く参加すれば夏期五輪と冬季五輪の違いだけで結果は変わらないだろう。1936年と違って現在はコロナパンデミックの真っ最中だ。開催出来るかどうかは不明だが、開催されれば習近平の奴は「オリンピックは成功」と実態に関わらず主張し、自分達のやっていることへの自信に繋げるだろう。香港やウイグルはもっと酷い事になる、と言う事だ。
 
支那共産党にはそういう末路が相応しい。
 
だが「悪は栄えない」と言うお約束なのかヒトラーは敗北した。習近平も同じ末路を辿るとしても第三次世界大戦でもやって奴一人の為にそれに見合わない犠牲を払えとでも言うのか?ヒトラーの教訓から同じ対応ではなく別の対応をするのは当然だ。それこそが現在世界に求められている事なのだ。日本だけでなく世界がそういう認識を持つ必要がある。
 
「歴史は繰り返す」と言うが正にその通りで、本人が意識していようがいまいが習近平ヒトラーの辿った道を踏襲している。奴は「現在のヒトラー」なのだ。日本はヒトラーと組んで失敗した。同じ過ちを繰り返せと言うのか?我々はヒトラーがどうなったかを知っている。だからこそ同じ過ちを繰り返してはならないのだ。世界が賢明な判断をする事を期待したい。

 

 

北朝鮮の北京オリンピック不参加に対する不可解な見解

 

※オリンピックを政治利用しようとするからだ。
 
北朝鮮北京オリンピックの「不参加」を決定した。理由のコロナは兎も角、「敵対勢力の策動」とか早くも意味不明の領域である。そうでなくても北朝鮮東京オリンピック不参加が「五輪憲章違反」とされ、今年一杯は資格停止処分中、と言う事でそもそも北京オリンピックには「国家として」参加出来ない。それを「敵対勢力の策動」と言うなら北朝鮮は「五輪憲章の敵」と言う訳だ。北京でなくても二度とオリンピックには参加しなくて宜しい。
 
さて、それを受けて韓国メディアでは
 
北京オリンピックの機会に文在寅が構想していたアメリカ、支那南北朝鮮の4者会合」
 
がまた難しくなった、などと報じているがそんなもの最初から「実現可能性は極めて低かった」のは明白だったのだが、この期に及ぶまで理解出来なかったのか?余りにも見識がアホ過ぎる。
 
※この時点で確定だったろうに。
 
文在寅のヤツは北京オリンピックの場に「アメリカ、支那南北朝鮮」の政府代表が会合して「朝鮮半島和平プロセス」の足がかり、もとい政権のレガシー作りを狙っていた模様だが、東京オリンピック北朝鮮が不参加で、それが「五輪憲章違反」として処分された時点で事実上頓挫したも同然だった。更にアメリカが「外交ボイコット」を表明した時点で「構想実現不能が確定」したも同然だったのに未だに「可能性を模索」していたと言うのが寧ろ驚きである。
 
※理想ばかりで現実を見ないヤツはそんなもの。
 
そもそも文在寅は「理想ばかり追って現実を見ない」様なヤツだ。こういうヤツを政治のトップにするとロクな事にならないのは今も昔も、そして洋の東西も問わない。文在寅のヤツの残り任期は数ヶ月余りだが、未だにそれが理解出来ないのか?それとも判りきっていてもそういう事をハッキリ書いて文在寅を批判すると韓国では政府から何らかの圧力がかかるのだろうか?前者ならメディアがメディアとして機能していない、と言う事になり、後者なら最早「言論の自由」が侵害されている事になる。どっちにしてもロクなものではない。
 
文在寅が動けば事態はより混迷する。
 
韓国政府は都合良く曲解しているが、文在寅の考える「朝鮮戦争終戦協定」はアメリカでは好意的に受け止められてはいない。理由はカンタンで「それがアメリカの国益にならない」事、そして「文在寅の言う終戦協定が在韓米軍撤退に繋がる」可能性が高いからだ。従ってそもそもの構想からして無理があったのだ。文在寅は理解していないだろうが。こんなアホが居なくなるのは有難い限りだが、後任本命がそれに輪をかけた愚物なのだからより始末が悪い。こんな連中に振り回されるのでは日本の迷惑も甚だしい。そんなバカな真似に振り回されない体制は日本が自分でどうにかするよりない。その意味では隣の愚行を見ていながら何も変えられない日本も余り人の事を言えない。キッチリとその「最初の一歩」を踏み出せる年にしなくてはならない。
 

初めて観測された超新星爆発のプロセス

 

1054年に発見された超新星爆発の結果であるかに星雲
 
太陽より遥かに質量の大きな恒星がその一生を終える際「超新星爆発」と呼ばれる大爆発を起こして華々しく散っていく。それはあたかも新しい星が誕生したかの様に見える事から「新星」の名が付くが、実際にはその逆で星の最期の姿である。恒星の一生は人間とは比べ物にならない程雄大なスケールなのでリアルタイムでその様子を観測するのは非常に困難なのだが、この度その様子の観測に成功したと言う。非常に貴重な観測データが得られる事になる。
 

 

 

太陽の様な恒星では水素がヘリウムになる核融合がそのエネルギーとなる。が、当然質量は有限なのでいつかはその水素が尽きてしまう時が来る。太陽の場合、「その時」は約50億年後、と言われている。
 
水素が尽きた星ではヘリウムが核融合を起こし、炭素や酸素等の様々な物質が生成される。しかし恒星はその巨大な重力と核融合で発生するエネルギーが釣り合っているからその姿を維持出来るのであって、この状態になるとそのバランスが崩れてしまう。「赤色巨星」と呼ばれる状態である。太陽も将来そうなってしまい、その際水星と金星は太陽に飲み込まれてしまうと考えられている。地球はどうか?と言うと飲み込まれてしまうかどうかギリギリのライン。飲み込まれてしまえばそこまでだが、運良く助かったとしても大きく軌道が変わるなどの多大な影響が出る。いずれにしても生命が存在出来る環境にはならなくなってしまう事だけは確実だと言われている。
 
赤色巨星では様々な物質が生成されるが最終的に鉄が生成される。しかし鉄はどうやっても核融合出来ない。こうなると恒星は自身の重力で潰れて行き、それに反発するエネルギーが一気に大爆発を起こすこれが超新星爆発だ。その凄まじさは人間の想像を遥かに越え、1054年超新星爆発は世界各地でその記録が残されている。昼間でも肉眼で見えるレベルだったと言うから何を言わんや、である。その痕跡は現在「かに星雲」として観測されている。
 
さて今回の発見。地球から1億2000万光年離れた銀河にある太陽の10倍程の恒星がその発見なのだが、従来超新星爆発は直前まで平穏な状態を保っていながら「その時」を迎えるものだと考えられていたのだが、この観測で直前に急激な自己崩壊を起こしている事が明らかになったと言うのだ。宇宙最大級の爆発なだけにその前兆も凄まじいものだった、と言う事か。
 
※1987年の超新星爆発の結果の様子。
 
この現象は光が地球に届くまでの時差があるので実際には1億2000万年前、つまり恐竜が地球にいた頃に起きたものだが、それだけの時間と距離があるにも関わらず見えてしまうと言う点から超新星爆発の凄まじさが伝わって来るのではないか?超新星爆発は衝撃波や放射線等も大量に発生させるので地球からそう離れた場所で起きると地球にも相当の影響が出るが、これによって本来宇宙には存在しなかった炭素や酸素、鉄と言った物質が生成され、宇宙にバラ撒かれる事になる。そういう意味では我々の地球にあるそれらの物質も遠い過去に起きた超新星爆発の残骸から生まれたものだと考える事も出来るのである。そういう意味ではロマンのある話ではあるまいか?いずれにしても今まで謎だった「恒星の最期の瞬間」のプロセスが観測され、新たな知見が加わったと言える。実に興味深い発見である。更に観測を続けていく事で新たな発見もあるだろう。今後の成果に大きな期待が寄せられる。