韓国に原発関連で日本を批判する資格など微塵もない


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※「批判」ではなく「誹謗中傷」と言う。


ウィーンで行われたIAEAの年次総会で韓国が福島第一原発事故処理に関連して冒頭の画像の様に日本を名指しで誹謗中傷する真似を仕出かした。当然日本側は


「科学的根拠に基づかず、復興に水を差す」


と反論したのだが、それを伝える時事通信のこの記事、違和感を拭えない。


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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190916-00000076-jij-int

 

ここで韓国が問題視する「トリチウム水」だが、そもそも「トリチウム」とは水素の放射性同位体であり、核実験や原発による核反応だけでなく、宇宙線によっても生成される為、自然界に普通に存在する。(太陽エネルギーは核融合。)また、トリチウムが放出する放射線β線である為、大量のトリチウムに素肌が直接触れる、と言う様な事態にでもならない限り「外部被爆の危険性は極めて小さい」と言える。アルミ板なら厚さ数mm、プラスチック板なら1cm程度の厚さの物があれば簡単に遮蔽出来る。(但し、その際にX線が発生するのでその対策は別に必要となる)必要な事は「放射線を恐れる」事ではなく、「放射線に対する正しい科学的知識を身に付ける」事である。


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放射線にも様々な性質があり、それぞれ特徴が異なる。


だが、そういう姿勢を韓国には期待してはならない。韓国がここに来て「福島第一原発の事故処理に懸念を示す」目的は本気で環境や自国民への「放射線による影響」心配しているのではなく、


「単に因縁を付ける口実にして『日本を攻撃し、貶める』」


のがその狙いである。そもそも韓国は問題視している


トリチウム水の海洋放出」


による環境や人体への影響について


「日本以上に知っている」


筈なのだから。


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※韓国の原発からは福島第一原発以上のトリチウム日本海に放出されていた。


韓国に月城原発と言う原発がある。原子炉としては少数派の重水炉使用している事が特徴的な原発ではあるが、その時点で主流である軽水炉に比べると


トリチウム放出量は『文字通りの桁違い』」


なのだそうだ。現在この原発では度重なる事故や原子炉の耐用年数の超過等でフル稼働していないものの、ピーク時だった時からの累計では「6000テラベクレルを越える」トリチウム日本海に流していた。因みに韓国が問題視している福島第一原発に貯蔵されているトリチウム水は760テラベクレル(2016年3月時点)なので韓国は


「問題視している福島第一原発の数倍にも及ぶ量のトリチウム水を『既に』海洋放出している」


のである。しかもこの原発が面している海は日本海なので、当然一番影響を受けるの日本だ。だが、それを問題視する報道を見聞きしたり、山陰沖で漁獲された水産物に「基準値を越える放射性物質が検出された」事があっただろうか?コレが韓国が「騒いでいる事」の実態である。


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トリチウム水の海洋放出は世界的に日常茶飯事で行われている。(出典)


また、「原発からのトリチウム水海洋放出」は世界的には日常茶飯事で行われている事である。トリチウム水海洋放出が本当に「環境や人体への悪影響を及ぼす」と言うなら問題視すべきは福島第一原発だけでなく、世界中の原発であるべきだ。韓国は自分達そうしておきながら何故


福島第一原発だけを」


問題視するのか?答えは簡単だ。


「韓国は原発事故を口実に『日本を差別的に扱いたいから』」


である。それ故に韓国には「科学的根拠」も「客観的な視点」も必要ない。そもそも韓国の姿勢を「理屈で考えようとする」事自体が根底から間違っているのだ。


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※反論が手緩い。


日本はこの様に反論したのだが、ハッキリ言って手緩い。寧ろ


「韓国がこれまでに海洋放出したトリチウム水がどれ程の量でそれが環境や人体へどれ程の影響を与えたのか?」


と、問い詰めてやるべきだ。そうすれば世界多くの国もそうしている以上、韓国を支持出来ない。すれば「同じ穴の狢」になるからだ。いずれにしても韓国は放射線に対する不安を煽って日本を貶めようと画策しているが、


放射性物質をより杜撰に扱っているのは韓国」


である。韓国に原発関連で日本を批判する資格など微塵もない。