挨拶に終わったASEAN+3での日韓首脳の接触

※結局会談は行われず…
 
ASEAN+3会合がタイで行われるのに出席するため安倍首相がタイへと向かった。会合には文在寅も出席し、韓国側はこの機会での首脳会談を模索していた様だが、「挨拶」程度の接触に留まった模様だ。
 

 
韓国側としては「安倍首相の対応は冷たい」とでも言いたそうだが、日本からすれば当然の対応である。何故なら
 
「韓国は自らの国際法違反の状態を是正する為の回答を持ってきていない」
 
からである。
 
それが首脳会談の前提だと言う事は日本は最初から明らかにしている。それにも関わらず「1+1(+α)」と言う「日本が拒否した案」に未だに拘っているのでは話にもならない。韓国は「三権分立」を理由に司法判断を前提にした対応を主張しているが、如何に韓国大法院と言う韓国の最高司法機関の判断といえどもそれはあくまで「韓国の国内法の範疇」の判断でしかない。国際法が国内法に優先するのは「法学の常識」だが、それを理解しない限り話は決して進まない。しかも文在寅は弁護士出身だ。「知らない」とは口が裂けても言わせない。そうである以上、日本がこういう対応になるのは必然であり、対応やそれに伴う結果については韓国側が100%責任を負わなくてはならない。
 
文在寅北朝鮮融和政策嘲笑うかの様に北朝鮮はミサイル発射繰り返している。安倍首相は「国際社会の連携」と言う表現で韓国に手を差しのべたが、その意味を韓国は理解していない模様だ。文在寅風情には「過ぎた配慮」ではあるが、安倍首相は「日韓関係を正常に戻す道筋」を明確にしている。そしてそれは「日本のエゴ」や「圧力」と言った類のものではなく、「国際法に基づいた」正道で、なのだが、それを理解しない、又は批判する、と言うのは「事の本質」を理解しない有害な「言説」でしかない。当然ながら安倍首相の文在寅に対する対応は「正解」であり、現状を打開するボールは韓国側にあるのだ。これで今年残るは年末の「日韓支」3か国首脳会談の場だけだ。それまでに回答を持ってこれるのか?それとも「判決の執行を強行」して日韓関係を完全に破壊するのか?文在寅の「決断」だけが「求められる要素」である。