自業自得の韓国外交

※誰だ?「外交の天才」なんて言った奴は?
 
韓国の外交が危機に陥っている。日本や支那と言った周辺国とも軋轢があるどころか、アメリカとも関係は確実に悪化している。その上中東とも問題を抱えている事まで発覚したのだから始末に負えない。もっとも「自業自得」と言ってしまえばそこまでの話なのだが。
 
 
今回問題が発生している事が明らかになったのはイランとの関係。サッカーの試合で「イランVS韓国」が因縁の一戦となるのは有名ではあるが、政治でも厄介事になっている。
 
イラン側が韓国に対し
 
原油と超軽質油の輸入代金を払え」
 
と要求している事が問題となっている模様だ。しかもその額7兆ウォン、日本円にして6500億円にも達すると言うのだから尋常ではない。
 
通常ではそこまで未払金が発生する事それ自体が異様だが、アメリカがイランに課している制裁措置が影響している模様だ。輸入した原油の代金を払わなければならない事は韓国側も当然承知しているのだろうが、今ここで代金を決済するとアメリカの制裁措置反になり、韓国の企業や銀行も制裁対象となりかねない状況だ。ここでアメリカとの金融取引が止まれば韓国は一層ドルの調達が困難となり、韓国経済は間違いなく崩壊するだろう。要するに「板挟み状態」となっている訳だ。
 
※韓国外交お約束。
 
とは言っても韓国側の対応にも相当の問題がある。イラン側からの抗議を受けて韓国は先月末に特使を派遣したのだが、当初「経済協力代表団」として通常の経済外交を装う、と言う虚偽発表を仕出かした。その上、特使を務めた人物はイラン大使の経験があったのだと言うが、交渉に関する権限は与えられていなかったと言うのだ。イランからすればこれ程失礼な対応もないだろう。怒るのは当然である。
 
その上、韓国外務省は
 
「韓国は(アメリカによるイラン制裁の)例外国の延長が認められる可能性が高い」
 
と、タカを括っていたのだが、結果的に韓国はその「例外扱い」を受ける事はなかった。アメリカの動向を完全に読み違えていた、としか言い様はない。
 
※要するに文在寅が「外交音痴」だと言う事。
 
要するに文在寅の「外交音痴」のツケが回ってきた、と言う話だ。しかも韓国にとって頭の痛い事にアメリカの要求する「ホルムズ海峡への軍派遣」が更に問題を複雑にする。
 
シーレーンの安全確保、と言う観点からは韓国にとっても派遣はメリットだし、「アメリカの同盟国」としての義理も一応は果たせるだろう。しかしイランはこの構想に反発しており、参加すればイランが対抗措置を打ち出す可能性は高い。仮に韓国がアメリカの言う「有志連合」に参加すればイランはそれと代金未払いを理由に「韓国への原油禁輸」と言う措置に踏み出す事もあり得る。かと言って有志連合への参加を見送ればアメリカの機嫌を更に損ね、懸案の「在韓米軍駐留経費問題」で一層強硬な姿勢に出てくる事も考えられる。韓国はどうやっても
 
アメリカとイランの板挟み」
 
から逃れられない模様だ。
 
※やはり役者が違う。
 
一方日本は?と言うと安倍首相はトランプ大統領と非常に親密である一方、イランとも友好関係を継続している。イランのロウハニ大統領が今月来日して首脳会談を行う予定だが、それを安倍首相はアメリカに認めさせている。それだけでも安倍首相の外交手腕が韓国と「段違い」なのは明白であろう。それどころか安倍首相は対立するアメリカとイランの仲介が期待出来る唯一の首脳であろう。それに比べて韓国は…。
 
こんな外交音痴を「外交の天才」等と持ち上げた己の「節穴の目」を恨んで貰いたいものだ。