韓国裁判所が金正恩に賠償判決
※おい、どうする?
「強制労働をさせられた」
勿論地裁判決なので「誰が控訴するのか?」と言う疑問はさておき、高裁や最高裁で逆転判決が出る可能性は残されている。特に韓国大法院の長官は文在寅に思想が近いらしく、この訴訟を大法院が取り扱う事になれば逆転判決が出ても不思議はない。
問題はこの判決が確定した場合、文在寅としては北朝鮮の反発は承知でこの判決を尊重せざるを得ず、その結果自らの思想通りの対北朝鮮政策を遂行出来なくなる。日本には所謂徴用工問題を巡って明らかな「国際法違反」判決が出ても「三権分立の観点から判決を尊重する」と言ってきたのだから、相手が北朝鮮だからと言って態度を変える様な事はあるまい。あればそれは「日本への差別」を自ら認めるに等しい。が、そんなバカな真似をしかねないのが文在寅だ。その意味では今後の成り行きに注目すべきであろう。
この件に限らず北朝鮮による不法行為の被害に遭った韓国人やその家族は案件を問わず多数存在すると言う。それらの人々がこの判決が出た事で一気に「北朝鮮に賠償請求を求める」訴訟を提起する事は十分に考えられる。この判決が確定すればそれは「規定路線」となるが、北朝鮮がそんな事に一々対応する筈がない。更なる南北関係の悪化は必至だが、司法判断に介入してまで文在寅は南北関係についての己の信条を優先するのだろうか?
尤も賠償の財源として
があるのだと言う。これは韓国メディアが北朝鮮情勢を伝える際に北朝鮮側の映像を使用した場合などに発生するものだが、これを差し押さえる、と言うのが狙いとしてあるそうだ。北朝鮮としては数少ない「外貨獲得手段」となるだけにこれが差し押さえられれば痛手となりそうだが、実行されれば勿論北朝鮮は反発してどの道南北関係の悪化、と言う結果に変わりはない。文在寅としてはどうするのか?対応が見物である。