小沢一郎、現実が見えている?

※現実、見えている?
 
新たに出来た「立憲民主党」に参加していた小沢一郎、自身の政治塾で行った講演で
 
「1年以内に必ず政権を取る」
 
等と宣言したと言うが、コイツ、現実が見えているのだろうか?
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200921-09210101-sph-soci

 

 


マスコミ各社の世論調査でも菅政権支持率は概ね高数値をマークしている。また、近々解散総選挙取り沙汰されているが、仮にその通りになるとしても現状では野党に勝ち目はないと言って良い。朝日新聞の調査でさえ、その通りなら
 
「菅政権国民の信任を得た」
 
と言うよりない結果しか予想出来ない。小沢一郎は何を根拠に次の総選挙で
 
「勝てる」
 
と断言出来るのだろうか?
※これでどうやって政権を取れると言うのだろうか?
 
何か斬新な提案があれば話は別かも知れないが、言っている事は旧民主党の時から何ら進歩していない。新立憲民主党も単に「あの民主党が復活した」程度の受け止めしか国民にはされておらず、参加した「有力議員」の面子も民主党政権で要職に就いた事で化けの皮既に剥がれている。新味も何もあったものではない。主張の大筋は変わらず、面子が政治家として安倍政権の間に成長した、と言う実績もない。それで「政権交代が可能」と考える時点で現実的な思考が出来ていない証明だ。仮に政権交代起きたとしても待っているのは「悪夢の民主党政権の再来」以外有り得ない。そんな事を自ら国民が望むとでも思っているのだろうか?その時点で「現実を全く把握していない」事だけは確かであろう。
 
だが、見方を変えれば小沢一郎の言っている事も「全くの世迷い言」とは言えない可能性もある。全盛期から衰えたとは言え、小沢一郎の影響力は現状でもそれなりにあると言う事は認めざるを得ないだろう。良くも悪くも小沢一郎を支持する連中は決してその意見を曲げる事はなかった。それが小沢一郎のいる政党が分裂、解党繰り返してきた理由の一つになっているのだが、考えようによっては
 
小沢一郎を支持する連中が暴走して小沢一郎を党首にした新党が分裂」
小沢一郎が何らかの理由で枝野幸男を失脚させて自ら立憲民主党党首に就任」
 
と言う事態なら1年以内に起きても不思議はないと言える。そういう意味での
 
 
なら起きても不思議はないのだが…?
 
コイツ等が何をした所で菅政権致命的なスキャンダルや失政なければどう足掻いた所で勝ち目はない。新党だ何だと言う前に安倍政権が史上最長となった理由を分析し、その反省を活かせなければ話にもならないのだが、その意味をまるで理解していない。安倍政権やその後継たる菅政権を批判するのは自由だが、その主張に根拠がなければどうにもならない。コイツ等のしてきた事は
 
「反対の為の反対」
 
過ぎない事は国民に見透かされている。理想を語る前に先ずは現実を見るべきである。