韓国メディアの愚劣な主張

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※本当に「外交の天才」?

先日の自称元慰安婦の日本への賠償請求訴訟における却下判決を受けて韓国でも様々な意見が出ている模様だ。だが、意図的に正解を避けているのか、おかしな意見ばかりが氾濫する事態になっている。以下の記事もその「おかしな意見」の一つである。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/1b9d82cfa467841e0d5c689708afb2e404921b06

自称元慰安婦の求める「日本への賠償請求」は国際法上認める事は出来ない、と言うのは常識なのだが、その為の外交交渉を政府が行え、と言うのが趣旨の様だが、根本的な間違いがそこにはある。

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※外交交渉の結果がこれ。

外交交渉と言うが、それは既に「結果」が存在している。日韓請求権協定がそれだ。その上所謂慰安婦問題については「最終的かつ不可逆的に」解決したと言う日韓合意まで存在する。それらが「有効」なのは文在寅も認める所だ、これらが「外交交渉の結果」でなければ何だと言うのか?先ずはその「結果」を認める事から始めなければ韓国側の如何なる提案も意味を為さない。当たり前の話なのだが、韓国は政治家からメディアに至るまでそれを理解していない。だから日本は「相手にしない」のである。実に簡単な話なのだが。

ここで言う「外交交渉」とは韓国側が考える様な「既存の結果とは別に新たな結果を模索する」事ではない。

「既存の結果を踏まえてそれに沿った可能な手法を模索する」

なら交渉の余地はあり得るが、韓国側の求める結果になる可能性は限りなく「ゼロ」と言うか「ゼロそのもの」である。既存の結果を無視した要求なのだから当然である。韓国メディアもメディアとして主張するのは自由だが、そういう前提を踏まえていなければ己の無知を晒す結果しかもたらさない。先に挙げた記事などその典型である。

もっと言ってしまえばそういう前提を理解出来ない限り幾ら「外交交渉」と声高に叫んだ所で韓国は日本のいる「交渉」と言う土俵に辿り着く事は出来ないのである。韓国を日本と同等、と見なすのはこの点においては根本的に間違っている。コイツ等の言っている事は

「相手にするまでもない」

レベルの戯れ言なのである。