ロケット落下で逆ギレする支那

 

※発想が根本的に間違っているのだが。
 
9日に地球に落下した支那のロケット「長征5号B」。結果的には海上に落下した模様で、現在の所被害に関する報道はない模様だ。だがそれはあくまでも「結果論」であり、非常に危険なものであった事に変わりはない。そういう認識を持っていないが故に支那は「逆ギレ」している訳だがそれは「見苦しい」にも程がある醜態であると言えるだろう。
 

 

 

支那はこの件で非難するアメリカの対応を「知性に対する侮辱」等と評したそうだが、アメリカの指摘は正しい、と言うのが実際の所である。
 
役目を終えたり、寿命を迎えた人工衛星を大気圏に突入させる事で始末する事は何処の国でもやっている。だがそれはあくまでも「数トン」クラスの人工衛星の話であってしかも大気圏突入までキチンと制御出来ているケースが殆どだ。仮に制御出来ていなくても「大気圏突入で燃え尽きる」レベルの大きさで、最初からその様に設計されている訳なのだ。一方今回問題になった支那ロケットは「宇宙空間で仕事をする人工衛星」ではなく「それを宇宙空間へ運ぶ為のロケット」であった。しかもこのロケットを使った打ち上げは一段式で、コイツ一つで目的の人工衛星を宇宙空間へ運ぶのだ。これだと大出力は得られるが必然的に大型化する。それで20トン近い大型ロケットとなった訳だ。
 
そういうロケットの性質上、燃料が残っている筈など「ない」のは自明の理である。宇宙空間での運動全般、姿勢制御や大気圏突入の際の減速逆噴射にも燃料が使われる。大気圏突入直前の段階でこの「長征5号B」は回転しながら地球を周回していた事が判っている。どう見ても「制御出来ている」状態だとは言えない。
 
しかもこの「長征5号B」の落下は初めてではなく、前回(2020年5月)の時にはアフリカの地上に落下、破片が複数の建物を直撃する、と言った被害が実際に出ている。
 
※こんなのが落ちてきたのだ。
 
また、2016年12月にはロケットの破片が自国に落下する、と言う事件も起きている。これも落ちたのは民家のすぐそばだった。人と比べると如何に大きな破片が落ちてきたのかは一目瞭然であろう。
 
※被害がなかったのは不幸中の幸い。
 
これらの写真を見れば「支那のロケット残骸は大気圏突入で燃え尽きていない」事は明白である。これが危険でなければ何だと言うのだろうか?アメリカはじめ世界が懸念するのは当然の反応であり、支那が「侮辱される様な技術」で宇宙空間へ人工衛星を打ち上げているだけの話なのだ。大方「宇宙空間へ到達すればそれで良し」と言った程度の発想しかないのだろう。言うまでもなくそういう発想や一段式ロケットで打ち上げる、と言った手法が根本的に間違っている。宇宙開発や打ち上げ後の処理など、国際ルールが不足している感は否めないが、それでも道義的見地から支那を非難する根拠は十分だ。…尤もコイツ等に「道徳」が通用するなら最初からこんな事にはなっていないのだが。
 
※僅か数秒のズレで大被害に。
 
人工衛星は秒速7.9kmもの速度で地球を周回している。それ以下の速度では地球の重力に引かれていずれ落ちてくる。今回のロケット残骸はモルディブ西部のインド洋に落下したとの事だが、公表された地図を見る限り、大気圏突入後数秒遅れていたり、突入角度にズレがあればモルディブの島に直撃していた可能性は高かったと言える。しかも制御出来ていなかったのだから「偶然そうなった」だけであり、支那の努力の賜物では断じてない。宇宙開発は「人工衛星を宇宙空間へ運ぶ」だけではない。その為には多数の技術や問題解決が必要だ。某アニメの様に人類が宇宙空間でまで戦争を行う様な世界にしたくないのであれば宇宙開発の技術を透明化する必要があるが、コイツ等がそうするとは到底思えない。要するに支那には「宇宙開発をする資格はない」のだ。どうしてもしたいのであれば14億人が移住できる移動型コロニーを開発してそのまま地球に帰って来ない覚悟で何処へでも旅立って貰いたいものだ。そして移住できる星を自力で見つけて征服でも何でもすれば良い。その為なら世界も協力するのではないか?それだけ「支那は人類の害でしかない」のだ。コイツ等の宇宙開発は人類にとって迷惑でしかない。