米韓首脳会談に水を差す韓国与党

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※身内から足を引っ張られるとは。

文在寅が訪米して米韓首脳会談に臨むが、「身内」である筈の与党代表からアメリカへの暴言が飛び出した。どうやら文在寅の訪米を「失敗」に終わらせたいらしい。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/c94daf0fdabf89ca79eb3488284c663efb190162

発言は韓国与党代表宗栄吉がアメリカの民主主義を「2等級」呼ばわりした、と言う事だ。コイツ等に言わせると「対北ビラ禁止法」についてアメリカ下院公聴会を開いた事に対する反発で要するに「内政干渉」だと言いたいのだろう。

だが、この法の趣旨は結果として「表現の自由」を不当に制限し、敵国に寄り添うものでしかない。韓国が何を言おうが歴史的事実として朝鮮戦争時にアメリカが多大な犠牲を払ったからこそ「韓国が現在国家として存在している」訳で、その恩義も忘れて、同盟を軽視して敵国を優先する言動は異常以外の何物でもない。アメリカの民主主義が何等級であろうが懸念して当然であり、韓国側からそれに反発するのは筋違いと言うものだ。

それにアメリカの民主主義が「完全」でなくても韓国の様に「国民感情が法を超越」する事はない。アメリカだって韓国なんぞに自国の民主主義のシステムを非難される筋合いなど皆無であろう。文在寅の訪米直前のタイミングで出たこの発言に心証を悪くした事は確実で、確実に文在寅に「意趣返し」行う事になるだろう。首脳会談を行った所で韓国の望む成果を上げる事は期待出来ず、そうなればコイツのこの発言が影響した事は容易に想像出来るし、そもそもアメリカとしてはこの時期にノコノコやって来る文在寅に「アメリカと支那、どちらに付くのか?」と言う「踏み絵」をより一層強く迫るだろうし、首脳会談で文在寅の嫌がる「支那北朝鮮の人権問題」を持ち出す事も十分にあり得る。そういう展開が読めない時点で政治家としての能力は如何なものか?こういう三下が幅を利かせる政治で「一流の民主主義」が醸成される道理がないのは必然だろう。妄言も大概にしておいた方が良いのは言うまでもない。

文在寅の訪米が如何なる結果となるかは見物である。散々言いたい放題の身内がバックにいて更に相手の心証を著しく害して「成果」が出るとは到底思えないが、メディアはそれをどう報道するのか?楽しみではある。