韓国人が語る「旭日旗禁止法」の愚

※自殺願望でもあるのか？

文在寅政権の謎の一つに

「旭日旗禁止法」

が未だに制定されていない事が挙げられる。3年も前に発議され、国会では与党が議席の6割を占めているのに、である。まぁ、成立させた所で韓国は自らの手で己の愚劣さを証明する以外の意味はないのだが、それでも韓国の良心的な論客からは旭日旗に対する正しい理解が出ている。煽動されているだけの一般の韓国人にその意味が理解されるかどうかは知らないが。

https://news.yahoo.co.jp/articles/79c5f118af630fc5453973951f0e53b74b7b482b

※そもそもの原因に触れろよな。

旭日旗に対するこの記事の筆者の認識や主張は基本的にその通りだが、そもそもの発端を書かなければ韓国人に「旭日旗を批判する愚」の意味は伝わらない。発端は奇誠庸なるサッカー選手が日本戦でやった「人種差別パフォーマンス」への出鱈目な釈明だ。それを明確にしなければ事態の全容は理解されないが、そこに触れないのは如何に韓国の保守論客と言えど、それが「韓国人の限界」なのだろう。そんな姿勢ではこういうテーマの記事をわざわざ書く意味からしてなくなるのだが。

※在日米軍は旭日旗大好き。

また、記事が指摘する通り在日米軍は旭日旗が大好きなのか、自衛隊へのリスペクトを込めてなのか、旭日旗をあしらったエンブレムが多用されている。記事は「旭日旗禁止法」が制定されると朝鮮半島有事の際、これら在日米軍や自衛隊が韓国救援に来られなくなると指摘するが実はそんな法律の有無に関わらず在日米軍は気軽に韓国救援には来られない。

理由は簡単で「在日米軍が日本防衛以外の目的で出動する際は日本との事前協議と日本の了解」が必要だからだ。つまり裏を返せば日本にその気さえあれば少なくとも理論上は在日米軍が「韓国救援の為に出動」する事を阻止する事も可能なのである。それがどういう意味なのか、この論客は韓国人にしっかりと説明すべきだった。韓国人はある種の命綱を旭日旗に握られているのだと。

※韓国人が認めなくてもそれが現実。

確かその類の話は既に朴槿恵時代に実務者レベルでは「理論上はそれが可能」と言う話はしてあるので文在寅が知らない、なんて言っても日本の知った事ではない。もしかしたら奴は知っているからこそ、「旭日旗禁止法」が成立しないのかも知れないが、成立させた所で「韓国は人種差別をやります」と宣言するに等しいのだから寧ろやってくれた方が面白い。

また、軍旗について言うならこの記事の筆者は現在のドイツも軍旗はナチス時代同様の「鉄十字」である事、それを問題視する国が皆無である事を明記すべきだった。韓国人に言わせると「ナチスも日本軍も同じ」らしいが、第二次大戦を経てどちらも軍旗は変わっていない。ドイツにそれを問題視する国が皆無で韓国だけが旭日旗を問題視する理由を考えさせるべきだった。勿論正当な理由など最初からないのだから世界を納得させられる理由が言える人間などいないのだが。

そう考えるとこの記事、何が言いたいのかは判るし、主張は正しいのだが、肝心なポイントが抜けているので内容がピンぼけしている。良心的韓国人の書いた記事なだけに実に惜しい。次はもっと深く斬り込む内容を期待したい。