一石三鳥だった安倍元首相の台湾有事発言
※それが言えるのは凄い事。
安倍元首相が思い切った発言をした。台湾とのオンライン会合で講演し、
「台湾有事は日本有事、すなわち日米同盟有事」
と発言したのだ。しかも習近平の奴を名指しして牽制するオマケ付きだ。政治家と言えども理屈で理解していても中々堂々と公言出来る事ではないだけに言っただけでも凄い事だが、その効果もバッチリだった模様だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/70e0eed22b15ee75ff232f5f21e614e343f6e717
※やはりこの方が首相でないと。
安倍元首相の発言に対して
「台湾防衛は安保法制の範囲を越えている」
と言う反論があるかも知れないが、台湾有事に世界一早く対応出来るのは沖縄にいる自衛隊と在日米軍なのは誰の目からも明らかである。従って支那の台湾侵略作戦には沖縄から台湾救援に来る自衛隊や米軍の動きを封じる事が必須条件だ。支那が台湾救援阻止の為の部隊を出すのは必然で、それは台湾の東側海域、つまり少なくとも沖縄本島以西が戦争に巻き込まれる事を意味する。それが日本の有事でなければ何だと言うのか?そんな事も想定出来ないレベルで安全保障を語ってはならない。安倍元首相の示した認識は当然の認識である。
※台湾有事に日本が巻き込まれるのは明らか。
※何を寝惚けている?
支那は安倍元首相の発言に上記の様に訳の判らぬ事を言っているが、そもそも台湾を侵略して我が物にしようと企んでいるのは支那以外に存在しない。先述した様に支那の台湾侵略作戦には否応なしに日本も巻き込まれる。その為の備えをする事は「軍国主義」でも何でもなく
「当たり前」
の話にしかならない。この支那のアホ報道官は図らずも日本が防衛力を高める事を「軍国主義復活」とか言う愚物どもが誰の主張を代弁しているのか明らかにしてしまったに等しい。憲法9条を守る事は「支那の為にはなるが日本の為にならない」と何時になったらサヨクの愚者どもは理解するのか?それとも自覚して確信犯で主張しているから現実を見ても目が覚めないのか?
※支那は台湾侵略の野望は諦めない。
支那が台湾に本格的な軍事侵略を仕掛けないのは「日米同盟に確実に勝てる自信がない」からである。裏を返せば「日米同盟に確実に勝てると判断すれば台湾侵略作戦を実行する」と言う意味なのでそういう判断をさせない様にする必要がある。すなわち自衛隊の更なる強化だ。また憲法改正して普通の国が出来る事を出来る様にするだけでも効果は見込める。支那が望まない事をする事こそ日本の国益や地域の平和に貢献するのだ。その意味が判らないなら安全保障どころか政治に口を挟んではならない。それだけ事態は判りやすいのだが、理解出来ないのは自分の愚物ぶりを自ら証明するだけだ。余計な事は言わないほうが良い。
※発言は計算づく?
また、安倍元首相の発言は台湾有事に際して「台湾に寄り添う意思表示」と、そうならない様に「支那を牽制」以外にもう一つ
「岸田内閣への牽制」
と言う意味もあるのではないだろうか?安倍元首相自身が意識していようがいまいが外から見れば彼は自民党最大派閥の長であり、それ故に自民党の政策決定にかなりの影響力があると見られるのは自然な流れであり、実態は兎も角、岸田内閣も決して無視出来ない存在だと見られるのはまず間違いなかろう。そんな安倍元首相がこういう発言をしたからには支那としてはこの後幾ら外相あたりが訪問して媚びても岸田内閣の真意を測りかねる事になる。要するに岸田内閣の「対支那外交姿勢」に楔を打ち込んだ形になる。少なくとも支那を困惑させる効果はある。言外に岸田内閣に「支那に媚びるな」と警告している様なものだ。
で、あれば元首相として後進を間違った方向に向かわせない様にしている、と言う訳で「これぞ元首相」と言うべき一石三鳥の妙手だと解釈出来る。口を開けば政権の足を引っ張り、国家国民に有害な発言しかしない何処ぞのルーピーとは文字通りの意味で格が違い過ぎる。まぁあんなのと比較する事自体が間違いだと言われたらそこまでの話なのだが。
そこまで計算してのこの発言ならやはりこの方に改めて首相をやって貰わないければなるまい。そう期待させる力は健在の様だ。安倍元首相には岸田内閣が道を間違えない様に目を光らせて頂きたいものだ。