意味不明な韓国メディアのコラム

 

済州島も実は火山。
 
何が言いたいのか全く理解に苦しむコラムである。と、言うかこれを「コラム」と呼ぶに相応しいのかさえ疑問が湧く。だが、それでもどういう訳かこの国のおかしさだけは伝わってくる。不思議だ。
 

 

 

 
※何を言ってもそうなる。
 
韓国に「火山」と言うイメージは余りないが、観光地として知られる済州島は実は火山島であり、火山活動によって作られた地形は世界自然遺産にもなっている。また、支那北朝鮮の国境になっている白頭山、南北問わず「聖地」扱いの様だが、こちらも火山であり、噴火しようものなら日本にも影響が及ぶ。過去にその様な事があった形跡は確認されている。
 
※「聖地」らしいが核実験場も至近距離。
 
朝鮮民族にとってこの山は「聖地」らしいが、その割にそのすぐ近くに核実験場があるらしい。本当に聖地なの?しかもどっかのアホが核実験などをやったせいでマグマを刺激してしまった可能性もあるらしい。事実かどうかは知らないが、仮にそうなったら「因果応報」なんて笑ってはいられない。噴火規模にもよるが日本にも火山灰が降り注ぐ危険性は高いのだ。と、言うか過去の噴火に関しては記録などからそういう事態があった事はまず間違いない。迷惑な話ではある。
 
※コイツ等は火山の恐怖を知らないのだろう。
 
この白頭山噴火が一国の存亡に関わったか否かについて韓国では歴史論争があったらしい。10世紀に渤海と言う王朝が滅亡したが、その原因が
 
白頭山の噴火で被害を受けたタイミングで契丹(遼)の攻撃を受け、何も出来ないまま滅亡したから
 
と言う説を唱える者が90年代あたりから出て、その賛否が論争になっていたらしいのだ。だが、史料によれば渤海の滅亡は926年だが、現地採取されたこの時代にあったとされる噴火の痕跡を調査した所、
 
「噴火は946年以降」
 
と言う分析結果が出ていたらしい。で、あれば先の渤海滅亡のストーリーは成り立たない。このコラムの作者はそれをあっさり受け入れているが、どうしてこれが日本絡みの話になるとそれが出来ないのか?その研究結果を発表したのがケンブリッジ大学の教授だからか?このコラムから唯一判るのはそういう韓国のダブルスタンダードである。まぁそんな説が出た背景には
 
渤海に関する史料が少なく詳細が不明」
 
と言う事情に加え、
 
渤海滅亡の原因を天変地異に求めたい」
 
願望があった様だが、幾ら祈ろうが願おうが歴史の真実は変わらない。
 
※無知蒙昧程恐ろしいものはない。
 
咸鏡道富寧で今月14日午の刻に天と地が突然真っ暗になり、時に赤や黄色い煙と火花のようなものが起き、生臭いにおいが部屋にあふれた。大きな火鉢の中に入っているような暑さに人々は耐えられなかった。――飛び散った灰はまるで雪のように四方八方に落ちたが、その厚さは1寸ほどになった。片付けてみるとまるで木の皮が焼け残ったものようだった」
 
「朝鮮王朝実録」なる朝鮮の書物に1704年5月20日の出来事として上記の様な記述があるらしい。研究の結果、この記述はその白頭山の噴火だと推定されているらしい。と、すると記述は火山灰の降灰、火山ガスの発生、規模はさておき噴火の爆発を指していると解釈出来るが、このコラムの作者からすると
 
「この時は火山が噴火せず大規模災害にまでは至らなかった」
 
らしい。素晴らしい安全認識である。火山灰が1寸積もった、と明確に記述されているが、1寸とは約3センチ。一見大した事ない様に思えるが、「3センチの積雪」とは比べ物にならない程火山灰は凶悪な存在だ。火山灰が1ミリでも積もれば車は30キロ程度までしか出せない。無理に走るとスリップする等事故の原因になるだけだからだ。3センチ積もって雨が降ればもうアウト。車は走れないらしい。
 
空港に火山灰が3センチも積もれば機能が完全に麻痺する。1ミリ以下でも標識が見辛くなるらしく、安全に着陸が出来ない。と、言うか飛行機はエンジンに火山灰が入れば一巻の終わりなのでそもそも火山灰の飛び交う場所では運航不可能だ。鉄道も1ミリ線路に積もればアウト。運行不可能になる。そもそも送電設備に3ミリ積もって雨でも降ればショートして停電が発生する危険があるし、2ミリ積もれば上下水道共にアウトだ。また、建物も4センチ積もって雨が降れば屋根の損傷の危険がある。これらは日本で「富士山噴火」の被害シミュレーション、また実際の噴火で起きた事例での話だが、韓国の建築物やインフラが日本以上かどうか考えれば「火山灰が3センチ積もる」事がどれ程の事態になるかは自明の理であろう。
 
※韓国も同じ。
 
仮に白頭山が大噴火して、ソウルで3センチ火山灰が積もれば陸路はまず麻痺、良くても大渋滞発生で結果はそう変わりない。勿論空港も鉄道も使えない。天気次第では大停電が発生し、上下水道はまず使用不能。下手すれば下水が溢れ出す、なんて事態にもなりかねない。韓国の建築物なら3センチも積もれば場合によっては損傷、最悪倒壊まであり得る。それらが都市全体で起こるのだ。要するに「白頭山が噴火してソウルに火山灰が3センチ積もる」なんて事になれば事実上の「ソウルの破滅」を意味するのである。それを判っているのか?この記者は?まぁソウルで3センチ火山灰が積もるクラスの噴火など起きれば北朝鮮はもっと悲惨な事になっているのは間違いないが、韓国にそれを気遣う余裕など絶対にない。もっとも日本でもかなりの被害が予想される案件になるのだが。
 
※日本だって他に構う余裕などなくなる。朝鮮にはこう言う事になる。
 
朝鮮半島にも火山はあるが、噴火の実例が少ないせいか、認識が甘過ぎる様だ。過去に白頭山は地球規模の気候変動を起こすレベルの噴火をしていた可能性さえ指摘されている。悪い意味でかなりのポテンシャルを秘めた火山なのだ。先述の「朝鮮王朝実録」で、火山灰が3センチ積もった場所が白頭山付近であっても相当な被害が出ていた事をこの記者は記事を書く前に認識すべきだった。朝鮮半島のこの時代の貧困ぶりから察するに火山灰が積もろうが積もるまいが庶民の生活水準は変わらなった、なんて言ってはいけない
 
火山を舐めている様な連中にはそれなりの報いが待っている。その意味ではこのコラム、それを証明するであろう存在にはなり得るが、それ以上の価値はない。そもそもそれ自体、誇れるものではない。この国のレベルが低いのでそれが理解出来ないのだろう。それが個人ならいざ知らず、大手メディアがこうなのだから「情けない限り」だと言えるだろう。もう少し火山について学ぶべきである。
 
※それな。