歴史はhistory

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…日本、韓国、支那の歴史教科書を比較して検証するといった試みがアメリカで行われていたようだ。

日本の歴史教科書は「ヒストリー」を記している。歴史的事実を客観的に記載しているという評価だったようだ。我々日本人からすると自虐史観など問題な部分もあるにはあるが。

支那の歴史教科書は共産党プロパガンダだに過ぎないという評価だったようだ。歴史とは彼等にとっては共産党の正義を宣伝する為の道具でしかない。四千年の歴史が泣いているのは間違いナシだが、哀れにも彼等自身がそれに気付いていない。 

韓国の歴史教科書に何が書いてあるかというと「ファンタジー」らしい。ファンタジーは歴史でも何でもない。ただの空想物語でしかない。

…各々の歴史教科書を基に歴史認識を形成したら各国の歴史認識がまともに合う筈が無いのは火を見るより明らかだ。そもそも歴史とプロパガンダとファンタジーは土俵が違う。それらの認識を合わせるなど、100ワットと100馬力と100メートルの認識を統一しろと言うに等しい。

アメリカ政府のお偉方はそれを理解出来ないのか、調査結果自体知らないのか、いずれにしてもその点を理解しないと日本と支那・韓国の所謂歴史認識問題の仲裁に入っても意味がない。ケリー国務長官の事だ。韓国で大統領やら外相と会談してそういう趣旨の発言をしたようだが。

…日本人の主張は事実や一次史料に基づいた根拠がある。だから例えば政治家や作家、NHKの経営委員という肩書きに関係なくそれなりに根拠はある。学問的な意味の。

例えば日韓併合条約は「当時の」国際法に反してはいない。調べれば明らかだ。ついでに言うと英米は賛成、仏独露の列強も反対はしていない。元宗主国清朝ですら反対していない。
併合後、朝鮮に小学校を四千以上作り、「ハングルの」識字率を4%から45%まで引き上げた。人口・平均寿命は倍増させた。大規模なインフラ整備もやった。朝鮮半島の議会議員は朝鮮人が大半だった。これも史料から明らかだ。

南京大虐殺にしても当時の南京の人口が20万なのに30万人をどうやって虐殺したのか?日本軍の南京占領後人口が5万人増えている理由は?

また、ハーグ陸戦条約の条文を読めば東京大空襲や原爆投下がハーグ陸戦条約に違反しているのは誰でも理解可能だ。

靖国神社は戦後GHQが潰そうとしたが、バチカン司教のビッテル神父が反対して「戦没者追悼施設として」残された。「国の為命を落とした人を讃えるのは戦勝国敗戦国を問わず如何なる国であってもその権利と義務がある。」そうだ。安倍首相の参拝はその権利の行使と義務の遂行に過ぎない。

日韓併合国際法違反と言うなら、南京大虐殺を事実と言うなら、東京大空襲や原爆投下を合法と言うなら、しかとその論拠を挙げて反論すればいい。ただし論拠と一次史料があれば、だが。

反証出来ないからそれらを「妄言」で片付けるのが支那・韓国なのだ。

history」は歴史であり、プロパガンダやファンタジーでは断じてない。歴史がプロパガンダやファンタジーに譲歩する理由も理屈もない。ましてや朴槿恵が「告げ口外交」で語る中身は「ヒストリー」ではなく「ヒステリー」である。

アメリカ政府が仲裁するというならそれは構わないが、仲裁する前に「歴史」と「プロパガンダ」と「ファンタジー」の区別を理解してからにしてもらいたい。それを判らせるのが日本政府のやるべき事だ。しっかりしろ、特に外務省。