国会議員の品格

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筆者は毎週火曜日の夕刊フジに連載されている百田尚樹氏のコラムが好きである。3月25日発売の夕刊フジを買って見たらテーマは予想通り「あの国会議員」の話であった。

http://bit.ly/1nNJC3X

http://togetter.com/li/644660

詳細はリンクから参照して戴きたいが、某国会議員による一般人Twitterアカウント閉鎖騒動の話である。

大病を患ったものの復帰を果たした小松法制局長官。そんな彼に「そのまま死んじまえ」と野次を飛ばした非常識極まりない国会議員がいたようだ。集団的自衛権行使容認の賛否は別にして「人として」言っていい事と悪い事がある。それすら理解しない人倫の道から外れた議員がいる事自体恥ずべき事だが、それについて某議員に対しTwitterで「それは貴方ですか?」と「質問」した一般人女性がいた。議員は返答で明確に否定し、ツイートの削除を要求、従わない場合は法的手段を取るとまで言った。女性は削除に応じたが、議員は発言が既に拡散されているとして事態の推移次第では党の顧問弁護士に相談すると追い討ちをかけた。更に「ネットにおける言論報道の自由を守る為にも、違法行為に対しては全て断固とした法的措置を取らせて頂きます。」とツイート削除後に発言、女性は最終的にアカウント閉鎖にまで追い込まれた…

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※この議員の心底はかくの如く…なのか?

…ネットでの言論報道の自由は守られなくてはならない。当然の話だ。しかしその言論の自由には「質問する自由」だってあるのではないか?言論報道の自由を口にする国会議員が自分に都合の悪い質問をされただけで質問者を法的措置をチラ付かせて脅迫同然にその発言を封じるのが彼の言う「ネットでの言論報道の自由」なのだろうか?言論弾圧以外の何物でもない。それ以前に女性のツイートは「質問」であり、誹謗中傷の類ではないのは明らかである。議員は違うなら違うと返事すれば済む話ではなかったのか?誰かが証拠もなく「小松長官への野次を飛ばしたのは「××議員だ!」」と発言してそれが拡散したのならばこの議員が「名誉毀損だ」と怒るのは理解出来る。しかし「それは貴方ですか?」と質問するのは名誉毀損でも何でもない。単なる質問であり、それ以上でも以下でもない。

因みにこの議員のブログに筆者も質問してみた。3月23日の16時35分の事だ。


「はじめまして。私は今朝貴方と百田氏のやりとりを知りましたが、以下のリンクに書かれている事は貴方からすると明白な事実誤認という事でしょうか?
http://matome.naver.jp/m/odai/2139520276806973001/2139520492708336203 」

これまたネットで話題になっているこの議員の過去の飲酒運転疑惑の件に関しての質問である。しかし3月26日午前2時50分現在、コメントは未承認状態のままで当然返事はない。議員のブログは22日土曜から更新されていないから、議員自身が国会で忙しくブログ更新していない可能性もあるが、尤も筆者の質問時点で議員のブログは炎上状態と言っても過言ではない状態だった。いずれにしても返事はない…

国会議員は民意で選ばれる。従ってその言動は我々一般国民の模範でなくてはならない。この議員にそういう自覚はないのだろうか?本人は全て自分が正しいと思っているのだろうが、国民の代表たる国会議員としての品格を筆者は彼に感じない。この議員はNHK会長が「発言を撤回する」と言っても「一度した発言は撤回出来ない」と噛み付いた政党の議員である。仮にこの事件に関して「発言撤回」等と言おうものならば、それは二枚舌だ。心ある国民はこの政党及び議員を許してはならない。また、小松長官に野次を飛ばした非常識極まりない国会議員、誰であろうが野次が事実ならば議員としての資格はない。即刻辞職すべきだ。

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