公正中立のお願いは「圧力」ではない。
出鱈目偏向報道が酷すぎると評判のテレビ朝日「報道ステーション」。昨年の総選挙前に自民党が「公平中立な」報道を行うよう要請していた事が判明した。
《テレビ朝日が衆院解散後の昨年11月24日に放送した「報道ステーション」でのアベノミクスに関する報道に対し、自民党が「公平中立な番組作成」を要請する文書を出していたことが分かった。自民党は要請を「圧力ではない」と説明している。
要請書は昨年11月26日付。自民党の福井照報道局長名で「アベノミクスの効果が大企業や富裕層のみに及び、それ以外の国民には及んでいないかのごとく断定する内容」と批判。意見が対立する問題は多角的に報じることを定める放送法4条に触れ、「番組の編集及び解説は十分な意を尽くしているとは言えない」と指摘した。
自民党は昨年11月20日付でも、在京のテレビキー局各社に対し、衆院選報道での「公平中立、公正の確保」を求める文書を送っていた。
〈テレビ朝日広報部の話〉 去年11月、自民党から番組プロデューサー宛ての文書を受領したことは事実ですが、内容の詳細についてはお答えを控えさせていただきます。番組では日ごろから公平公正を旨としており、特定の個人・団体からの意見に左右されることはありません。》
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150410-00000029-asahi-pol
…これを「圧力」と言うのには無理がある。放送法は「公平中立な」放送を行う事を要求しているがその趣旨を遵守する様に言うのは圧力とは呼ばない。これを圧力呼ばわりするのは日本語の意味を知らないのか、番組同様に偏向歪曲しているか、であろう。
只でさえ偏向歪曲報道で悪名高い上、公平公正が聞いて呆れる「報道ステーション」である。これ迄にもどれだけの出鱈目偏向歪曲報道を繰り返してきたか?しかも「テレビ朝日」と言う「朝日新聞」系列と来ればその出鱈目偏向歪曲が意図的なものかは自明の事である。
左派リベラルの思考を持つ事は「思想信条の自由」である。番組のコメンテーターに誰を起用するかはそのテレビ局の「編集報道の自由」である。そこに異を唱える人はいるまい。しかし放送法の言う「公正中立」とはそれらの自由を優先することではない。また「反政権」という意味でもない。テレビ朝日にはそういう理解がない。だから「報道ステーション」の様な番組が存在しているのであろう。古賀某なる男がそんな器でもないのに一流コメンテーター気取りで「I am not ABE」などと言うプラカードを出している姿を放送している時点でこれまた自明の事である。生中継だったからなんて言い訳は立たない。そんな物を持ち込ませている時点で。
…少なくとも「公平公正中立な報道」というのはテレビ局としての最低限の遵守するべき事項であろう。それが出来ないならば自ら放送免許を返上せよ。まずは「公正中立」の意味を広辞苑あたりで調べてはどうだろう?それがテレビ朝日が真っ先に行うべき事ではないだろうか。