安保法案参議院で審議入り。しかし野党は相変わらず低レベル…

※安保法案が参議院で審議入り。でも相変わらず野党は低レベル…

国会で最大の焦点である安保法案は参議院で審議が始まった。各党の代表質問を産経新聞が簡潔に纏めている。

《山本順三氏（自民党）「野党は戦争法案や徴兵制につながるなど情緒的な議論に終始し、国民に法案の中身が伝わらない原因になった。民主党は対案を出し、議論を尽くそうではないか。日本の安全保障環境の変化の説明を願う」

　安倍晋三首相「北朝鮮は弾道ミサイルを配備し、核兵器を開発している。東シナ海では中国の公船が領海侵入を繰り返している。安全保障環境が大きく変わる中、平和安全法制は必要不可欠だ」

　北沢俊美氏（民主党）「憲法違反の法案、立憲主義を理解しない首相。この組み合わせが安全保障法制だ。選挙で勝っても憲法違反は正当化できない。選挙で『集団的自衛権』の言葉を使わなかったのに、認められたと強弁する首相は『眼中人なし』だ。国民が求めているのは対案ではなく廃案だ。良心を賭け廃案を目指して戦う」

　首相「平和安全法制を速やかに整備すると公約に掲げ、国民の強い支持をいただいた。眼中人なしとの指摘は当たらない」

　荒木清寛氏（公明党）「後方支援活動の実施や平和協力活動への参加について、自衛隊の海外派遣が無制限とならないか懸念がある」

　首相「自衛隊の活動が国際法上の正当性を有する、国会の関与など民主的統制を適切に確保する、自衛隊員の安全確保のため必要な措置を定める－の３原則を明確に定めている」

　小野次郎氏（維新の党）「首相は一方的に政府案のみを説明する番組を放映させた。権威や権力をかざして長時間の独占番組を組ませる行為は、圧力容認の発言をした（自民党）議員より責任が重大だ。与野党協議への期待は」

　首相「依頼された番組に積極的に出演し、自ら国民に丁寧に説明している。与党と維新で修正協議が行われ、共通の理解も得られたと認識している。可能な限り一致点を見いだすべく努力を続けたい」

　市田忠義氏（共産党）「国民多数の声を踏みにじって採決を強行したのは憲法と国民主権の蹂躙（じゅうりん）で、立憲主義の原則に反する歴史的暴挙だ。米国の戦争に自衛隊が参戦し、海外で武力行使を行おうとするものだ。クーデターともいうべき法体系の破壊だ」

　首相「立憲主義に反しない。米国の戦争に自衛隊が参戦することは決してあり得ない。法体系の破壊、国民を欺くとの指摘も全くあたらない」》

http://www.sankei.com/politics/news/150727/plt1507270049-n1.html

http://polls.dailynews.yahoo.co.jp/domestic/17822/result

http://polls.dailynews.yahoo.co.jp/domestic/18002/result

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…衆議院での審議では「国民への理解が深まっていない」「説明不足」などと批判があった。しかしこの「Yahoo!意識調査」での現在の結果を見ると「賛成」も過半数を越えている。また設問に疑問があるものの賛成反対問わず「理解している」と答えた割合も6割を越えている。衆議院での審議時点で指摘された批判も解消に向かっていっていると言って良いであろう傾向もあることから、参議院では更に踏み込んだ議論が行われることを期待したい。

…と、言いたいところなのだがニュースソースにした産経新聞の記事、各党の代表質問を見ると野党のそれからはとてもじゃないがそういう事を期待できない内容である。野党がいきなり底の浅さを露呈したようなものだ。

特に民主党、共産党である。

民主党で質問に立った北沢俊美は悪夢の民主党政権で防衛大臣を務めていた。それでこれでは片腹痛い。って言うか防衛大臣になった人間ですらこの程度の国防意識なのである。間違ってもこんな政党には政権を任せてはならない、通常の思考回路があればそう確信するほどの愚劣な質問であると言って良い。

また共産党はもっと酷い。少なくともネットの世論では賛成多数の意見があると言うのも事実である。「国民の絶対多数が反対」とはもう言えない。また国会前で反対デモをしている連中は基本的に共産党の息がかかった連中である。反対は自由かもしれないが自分達の意見を国民の総意であるかの如く言うのは間違っているし、「クーデター」なんて事実無根の誹謗中傷そのものである。

※こういうレベルの野党の質問。

「クーデター」とは政権奪取の手段で武力行使が伴われるものだが何時何処でそんなことがあったのか？そもそも総理大臣である時点で既に政権を担当している。総理大臣がクーデターを起こすというならその矛先は自分自身である。そんなバカな話はない。批判する自由があるのは認めるがそれが嘘出鱈目な内容では何の意味もない。こんな質問は時間と経費の無駄でしかない。反対討論は自由かもしれないがせめて言葉は正しく使って貰いたいものだ。

※本質的にはこれなのだが。

この様な国の安全保障に関わる件に対案一つ出せない政党は口先だけでその実国家国民の安全保障というものを全く考えていない政党であると断言してよかろう。そういう政党が存在し、国会で意見を言える事自体が嘆かわしい事であるが、それも悲しい現実である。それらを乗り越えてこの法案が可決成立する事を期待したいし、またそうなるべきであると言える。

※野党の考えはこの程度である。もっとも発言者はマンガでは小悪党なのだが…