「ケンチャナヨ」では済まないロッテワールドタワー

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ロッテワールドタワーの安全性については信用ならないだろう。

完成前から問題続出誰が呼んだか「世界一危険なタワー」とも言える韓国・ソウルの第2ロッテワールドタワー。安全性に大きな疑問符が付いているのは不肖筆者の当ブログでも何度か記事にしたことがある。床や壁に亀裂が走ったり、水族館から漏水したり、映画館が揺れたり…今回このブログには久々の登場だが、何せ

「国内耐震設計基準は震度7-8水準を対象にするが、ロッテワールドタワーは震度9の地震でもいかなる構造的被害が発生しないという調査結果が出た」

「瞬間最大風速80メートル/秒にも耐える」

と言うから聞き捨てならない。この記事を読んでいる読者様が嫌韓でなくてもソウルに行ってこのタワーに行ったは良いが何らかの事故に巻き込まれたのでは堪ったものではなかろう。何と言っても建築物が突如崩壊する事故が多発する国である。果たして何処までこの中央日報が伝える記事の内容を信頼できるか?

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※床や壁に亀裂が走ったり、水族館から漏水したり…心配のタネは尽きない。


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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150923-00000050-cnippou-kr

…真っ先に「震度9!?」と言う疑問を持った読者様は多いと思う。日本での震度は7が最高でそれ以上はないからだ。日本で言われる「震度7」より2段階も強烈な地震に本当に襲われたら実例はないものの恐らく建造物は殆ど原型を留める事は出来ないであろう。場合によっては町全体が一瞬で更地になるかもしれない。そんな地震マグニチュードの数値は間違いなく2ケタマグニチュード11とか12とか言う聞いたこともない数字になるに違いない。

あの東日本大震災マグニチュード9であったが、マグニチュード11ではその1000倍のエネルギーとなる。マグニチュードとは数字が2上がると1000倍、と定義しているからだ。従って1上がると約33倍、0.1上がっても1.4倍、0.2上がると約2倍となる。故にSFなどで気軽に大きな数字を出すととんでもない事になる。

勿論そんな地震に耐える建築技術が韓国にあるなら「建築物が突如崩壊する」なんて事故はそもそも起こらない。「震度9」のタネは日本と韓国では震度階級の基準が違うからである。

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メルカリ震度階級では地震はこう分類される。

日本の震度階級は日本独自のものである。一方韓国での震度階級は「メルカリ震度階級」と言う国際的な震度階級を採用しているのだ。これを採用している国には韓国の他アメリカ等がある。
この震度階級では12段階の震度があるので「震度9」と言う言葉が出てくるのである。決して誤訳や誤植ではないのだ。注釈が無いのは不親切ではあるが。

…ではメルカリ震度階級の「震度9」が日本の震度階級のどの位に相当するのか?と言う疑問が当然涌くだろう。互換性がある訳ではないので一概には言えないが地震の揺れの加速度だけで判断するならば概ね日本の震度6程度と見て差し支えないであろう。大言壮語しているかと思いきや日本では当然・標準仕様、といって良いであろう耐震性でしかない。…しかもそれはあくまでも設計通りになっていれば、の話であって韓国ではお約束のケンチャナヨ精神」がそこにあったとすればその信頼は一気に揺らぐ。…やはり危険だ。

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※韓国の作った建造物が突如崩壊するのは珍しい事ではない。

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※風速だってこういう定義がある。80m/秒の暴風には定義がない。

また「瞬間最大風速80m/秒に耐えうる」と言うがそんな数字は天気予報で聞くことがある「超大型で非常に強い」台風でも中々お目にかかれない数字である。風速が25m/秒を越えると人間はまず対応出来ず、街路樹は吹き飛ばされ、建築物に被害が出る危険がある数字である。その3倍以上である。分かりやすく言ってしまえば全力で走る新幹線の先頭に生身でくくりつけられた際に感じる風速である。これに耐えた人がいれば是非体験談を聞いてみたい、というレベルだ。

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※「ハイエン」の衛星写真。如何に巨大だったのか、よく判る。

また一昨年フィリピンに壊滅的被害をもたらした「スーパー台風・ハイエン」が風速87m/秒を記録したと言う。ロッテワールドタワーは史上最大級のスーパー台風に耐えられる、と言う訳だが、そう書くと一気に信憑性が揺らぐのは一体何故だろうか?…言うまでもないがこれも勿論設計通りに建造されていれば、の話である。

…結局大言壮語とは裏腹に耐震性は日本の一般家屋と同レベル、若しくはそれ以下、耐風も事実上実証不能の数字でしかなく前提となる「設計通りの施工」すら疑問符が付くレベルでしかないのだ。やはり「危険であること」に変わりはない様だ。

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※韓国の建築物の安全性などこういう対応で十分。