山本太郎に「反省」は無かった。

※その日死んだのは自民党ではなく野党の良識である。

安保法の参議院本会議での採決の際、山本太郎が喪服に数珠持参でで一人牛歩、投票の際には安倍首相に向かって焼香の真似事をする、と言った愚劣かつ低俗、そして幼稚なパフォーマンスを行った。これについて参議院議長から厳重注意となり、次は除名もあると警告のオマケまで付いた。

※愚劣・低俗・幼稚なパフォーマンスでしかない。

その場では「民主主義の破壊に対する自分なりの表現だったが、正しい振る舞いではなかった」と陳謝した山本太郎だが、反省の色は皆無であると言えそうだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150926-00000002-jct-soci

その山本太郎は26日11時半からテレビ東京の「田勢康弘の週刊ニュース新書」に生出演。冒頭の質問コーナーで「喪服を着て数珠を手に焼香したのは反省している？」との問いに、手に持った「○」と「×」の札を両方あげ「△」の意思を示した。その理由について、

「本当は『×』であった方がいいと思うんです。参議院の本会議場という場所にそぐわないアピールだったかもしれないと(思うから)。しかし、どうしてこのようなことに至ったか。安保法案が本会議場で採決されるまでの議会制民主主義の破壊。与党側の議員たちによってルールも段取りもすべて破られ、めちゃくちゃにされてしまった後の本会議の採決になった」

※与党議員への暴力は正当化されるのか？山本太郎？自身もやっていただろう？

※議会制民主主義を冒涜する連中。

…何を言っているのか理解に苦しむ。参議院での委員会採決の方針が明らかになるや否や実力行使でそれを妨害したのは野党側ではないか。これがルール破り、段取り破り、議会制民主主義の破壊行為でないと言うならば一体何だと言うのか？「少数意見尊重」をする義理はあっても義務はないのである。それ以前に山本太郎は公党の代表として対案は出したのか？対案一つ無く「反対の為の反対」を叫ぶだけが議会制民主主義の在り方ではない。そういう事一つ理解しない程度の分際で偉そうに語るものではない。いやいや、奴は語っているのではない。物事を騙っているだけに過ぎない。そう、単なる偽善者だ。

また番組では山本太郎の行動に対する賛否両論が流れた。…筆者如きには奴を支持する人間の思考回路は理解不能であるが、奴の「葬式ごっこ」に対して議員除名を求めるネット署名活動が行われたと思いきや、それに抗議して山本太郎を擁護する署名活動も行われている。これらに対して奴自身は

「おそらく評価して下さってる方は、政治に対して興味を持って一歩踏み込み、国会内で山本太郎がどういう発言をしているのかをウォッチして下さってる方が多いんじゃないか。一方で『あいつはなっていない』というご意見の方々は、どちらかというと政治に対してどこまで踏み込んで見てるかいまいち分からない。もちろん踏み込んだ上で『なしだ！』と言われることに関しては、自分の中で改めていかなくてはいけない部分があるなとは思います」

※「国民の声」を聞く度量なし。

と、述べている。「愚劣・低俗・幼稚」どころか「傲慢」のオマケ付きだ。自身の言動に批判的な人間を「 政治に対してどこまで踏み込んで見てるかいまいち分からない。」等とよく言えた物だ。安保法や山本太郎の言動への賛否がどうであれ単なる罵倒は別にして意見を出している国民は本人なりに政治に興味を持っている筈だ。そこに差を付けようとする時点で批判を謙虚に受け止める度量が無いと自身で証明したに過ぎない。国会審議中にSEALDsなる愚連隊が安倍首相に対して「民意を受け止めろ」などと騙っていたが、山本太郎もそれを言うならば自身も自身に対する批判を謙虚に受け止めてはどうか？…尤もこれはTwitter等で自身を批判するユーザーを簡単にブロックする政治家全般に言えることではあるが。

※誰とは言わないが筆者をブロックしている政治家もいる。ねぇ？有田芳生？

※憲法41条。


…それ以前に国会が「国権の最高機関」である事は憲法41条に明記されているが山本太郎はそれを知らないのか？それとも知っていてもその場に喪服で立つ事の意味が判断出来ないのか？この憲法41条の内容は三権分立を学ぶ時点で必ず触れられる。筆者自身の経験から言えば中学校では絶体、中学受験をする小学生でも知っている内容である。山本太郎に言わせれば安倍首相は憲法9条の破壊者なのだろうが、良識ある日本人から見れば山本太郎は憲法41条の破壊者である。憲法どうの、等という視点で安倍首相を批判する資格はない。

山本太郎は自身の行為が小沢一郎からも叱責されたと明らかにした。正当助成金の為にこんなのを引き込んだ小沢一郎の凋落ぶりも嘲笑ものだが、そんな小沢一郎から見ても山本太郎が参議院本会議でした事は「叱責」の対象だった。その意味を理解するべきである。尤もそれを理解するだけの脳味噌があれば、の話だが。

※アホの極み。ここまでなりきれるのも珍しいが。

※それを見つめる安倍首相の冷たい目線。テロ三法を適用しますか？総理？

だが、そんな奴の行動も売名目的、自身の存在感アピールが狙いだとすればその目的は十分に達したと言えるだろう。だが、わざわざそんな事をしなくても既に国民は山本太郎と言う国会の場に相応しくない議員と認識している。勿論前回当選時に中核派が支援した事も。極左暴力主義、テロリストの代弁者は国会には不要なのだ。それを国民に周知させたとするならば「こういうのを議員にすると後で後悔する」と言う意味ではかなり強引に存在価値を見出だせなくもないが、それにしても歳費や正当助成金、と言う形で国民が払う授業料は余りに高過ぎる。やはり議員である事が不毛だ。参議院で厳重注意ではなく問答無用で懲罰委員会にかけて除名するべきであった。

※直江山城守のもっともな言葉。お前に言ってるんだよ。山本太郎？