無責任かつ思い付きでしかない鳥越俊太郎の公約

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※公約は自由だが、その実行に責任が伴う事を忘れているようだ。

鳥越俊太郎が「またもや」「アホな」事を言い出している。

25日に鳥越俊太郎伊豆大島で選挙活動を行った。言うまでもないが伊豆大島だって立派な東京都だ。その意味では島嶼部に足を運ぶのは候補者として当然である。勿論それ自体は批判する事ではないが、その内容、となると話は別である。
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http://www.sankei.com/politics/news/160726/plt1607260005-n1.html

《大島で物を買った場合…消費税8%、2年後には10%と安倍(晋三首相)さんは言っておりますが、大島は例えば半分の5%にします。これは東京都の権限ではありませんので、私が知事の権限で消費税を下げることはなかなか難しいと思います。しかし、都知事として国に働きかけて、少なくとも東京都の島については消費税については半分にしてください、そうでないと東京都の島は生きていくことはできませんと、ちゃんと交渉してやっていきたい。》

鳥越俊太郎伊豆大島でこの様に「島嶼部は消費税半減」と、打ち出したのだ。勿論消費税は国に払われる税金なのだから都知事にどうこう出来る性質の税金ではない。一見斬新な提案にも見えるかも知れないが、実際は都知事の権限を明らかに越えた内容を無責任に打ち出しているに過ぎない。

そういう見解を示しているのが橋下徹氏だ。

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「鳥越さんは『伊豆大島などの島しょ部は消費税を5%にする』と伊豆大島での演説で言い出した。こんな演説を許していたらもう選挙は成り立たない。言った者勝ちになる。民進党は鳥越さんの公約を実現する覚悟があるのか。その覚悟がなければ、鳥越さんにドクターストップをかけるべきだ」

更に

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「島だけ5%でいいんですか?しかも演説で立ち寄った島で、思い付いたように言っただけ」



…とも述べているが、これが一番真相に近い気がする。
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※既に鳥越俊太郎は「程々」を越えてはいるのだが…

この様な「思い付き」と受け取られ、かつ制度的に実現可能性の低い政策を打ち出す愚「悪夢の民主党政権」が既に実証している。夢想的政策の実現を信じて我々国民はどういう目に遭ったのか?それを思い出せば答えは自明の事である。鳥越俊太郎を推薦している政党に民進党も名を連ねている。かつて自分達がやった愚を推薦者が繰り返そうとしているのだが、それについてはどうなのか?1兆歩譲って鳥越俊太郎都知事になったとして、実現出来なければ現在自民党批判に利用している「舛添要一推薦の責任」と言うロジックが「鳥越俊太郎推薦の責任」とブーメランになって返ってくるだけだ。実行に着手するとしても現在の国会や都議会での民進党の勢力でそれが可能だとでも言うのだろうか?外国にそういう例があるからと言ってもそれが「そのまま日本で通用する」とは限らないのである。

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民進党共産党も同類項だから理解できない…

それでも同じ愚を繰り返す、と言うのであればそれは民進党には「反省」と言う概念が無い事を意味する。勿論共産党も連帯責任だ。有権者有権者目先の甘言に惑わされるのではなく、候補者の打ち出した公約の「実現性」を考慮するべきなのは言うまでもない。それをしないから民進党共産党などを政治の世界でのさばらせる結果を産むのだ。連中なりに「日本」と言う国の事を考えているのであればまだしも、そういう概念が微塵もない事はこれまでの言動で十分過ぎる程証明されている。そんな連中が「推薦」する候補などその時点で「失格」なのだ。鳥越俊太郎の立候補の唯一の意義は本人の言動でそれを証明し、更に輪をかけた事であろう。
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鳥越俊太郎だけではなく、あんなのを推薦した政党も含めて、である。