罠に自ら飛び込む愚かな韓国
…愚かな事に韓国はとうとう日本を「激怒」させたようだ。そう、「怒らせた」どころの騒ぎではない。
韓国・釜山の日本領事館前にウィーン条約及び韓国の道路法に明確に違反して設置された出鱈目慰安婦像。これに対して日本政府は
（１）長嶺安政・駐韓日本大使と森本康敬・在釜山日本総領事の一時帰国
（２）日韓通貨交換（スワップ）の取り決め協議の中断
（３）日韓ハイレベル経済協議の延期
（４）在釜山総領事館職員による釜山市関連行事への参加見合わせ
と言う4つの対抗措置を行うと菅官房長官が記者会見で明らかにした。
…不肖筆者としては件の慰安婦合意発表翌朝にアップした記事の時点で
《「安倍首相が《如何なる合意でも韓国側が一方的にその合意の前提を崩す事態が発生する》事を前提に今回の合意を了解した」のだとすれば…？》
と考えていた。そしてとうとう「そうだと言える」状況が発生したのだ。釜山の日本領事館前に出鱈目慰安婦像を設置して韓国人は喝采ものなのかもしれないが、それこそがこの合意で安倍首相が韓国に仕掛けた最大の「罠」なのであろう。かかるまでに約1年とは思ったよりは待たされた感はある。
崔順実の一件は流石に安倍首相も想定外だっただろうが、朴槿恵を追及する野党が支持を得るために勝手に朴槿恵批判として「日韓合意の無効化」を叫んでくれたお陰で崔順実の一件は「朴槿恵を潰す」と言う狙いまであったのだとすれば「嬉しい誤算」でしかない。
日本政府が行うと発表したこれらの対抗措置は戦争・断交に次ぐ厳しい措置なのだと言う。その意味は小坪しんや議員のブログで詳しく解説しているが、早口に言ってしまえば
「韓国が日本に対して国際法上の義務を果たさないなら日本も韓国に対して国際法上の義務を果たさない。」
と言っているに等しい。また、「スワップ」と言う韓国にとっては喉から手が出る程欲しいモノに対するチャンネルを閉じてしまった事は韓国にとっては「痛恨の一撃」に等しいが、この為に麻生財務相が一度は協議再開に合意したのであれば衝撃は更に倍増だろう。勿論、韓国が日本に対して今まで何をしてきたのか考えれば同情など微塵も湧かない。寧ろ「もっとやったれ」と煽りたくなるのが人情であろう。
尹炳世は長嶺大使を呼び、「遺憾の意」を伝えたと言うが、原因が100%韓国側にあるのにどの口がそれを言うのだろうか？…尹炳世は知らないのだろうが、こういうのを
「盗人猛々しい」
と言う。
…だが実際は「尹炳世が長嶺大使に遺憾の意を伝えた」と言うのは国内向けのポーズでしかなく、
「スワップ協議中断だけは勘弁してくれ」
とでも、泣き付いていたのではないだろうか？仮にそうだとしても長嶺大使の返事は
「本国に伝える」
程度の「にべもない」返事であろう事は容易に想像出来る。
これらの日本政府の措置は
「韓国の合意違反、と言う事実を受け」
「国際法違反の問題として」
行っているだけに日本側に非は全くない。故に道徳的には日本を非難出来る国は存在し得ないのである。
また、菅官房長官の会見前に安倍首相はバイデン米副大統領と電話会談して
「米政府として慰安婦問題に関する日韓合意を支持しており、?着実に履行されることを強く期待する」
と言う言葉を引き出す事に成功している。そもそも件の慰安婦合意はアメリカが仲介した、と言われているだけに「合意の無効化」などアメリカは全く望んでいない。と、言うか本当にそんな事を仕出かすと韓国はアメリカとも関係が悪化するのは必至だが、これではそれを理解しているとは到底思えない。嘘出鱈目妄想に基づく「反日」で後先を見失い、それでしか己のアイデンティティを表現出来ない程度の人間が政治家になるようではこの先もお話にもなるまい。
「徹底的にやる。道徳的に優位に立って言う」
外務省幹部は6日、慰安婦像設置への対抗措置について、こう説明したそうだ。対抗措置の発表それ自体が既に日本の「道徳的優位」が国際的に保証された上で行われているだけに一方的に攻め続ける事も出来る。勿論妥協も譲歩も情けも一切無用、官民挙げて徹底的に韓国を追い込むべきであるのは言うまでもない。今までの鬱憤を存分に晴らしつつ「日本を本気で怒らせたらどうなるか？」を再び世界に知らしめるべきであろう。
「韓国非難祭り」
の始まりである。
