長嶺大使帰任の意味を理解していない韓国

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※やはり「それなり以上の理由」はあったのか。

4日に韓国へと帰任した長嶺安政駐韓日本大使帰任して韓国の要人との面会を希望していた模様だが、防相の韓民求、統一相の洪容杓との面会は6日までに「拒否する」意向を示していたと言う。
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長嶺大使はまた、4日に首相の黄教安との面会の意向を示していたが、韓国外務省の報道官は

「外交慣例と面会の必要性などを総合的に検討し、韓国政府が自主的に判断する」

としながらも

「未調整の段階で対外的に言及するのは不適切だ」

と、不快感を表明していた。

…これだけで韓国政府が長嶺大使の「帰任」の意味を理解していない事が容易に推察出来る。例の出鱈目慰安婦像の問題が何ら進展していないのにも関わらず、日本側が大使を帰任させたのは外交的譲歩ではなく、それだけ北朝鮮関連の情勢が緊迫している、と言う裏返しでもある。トランプはオバマと違って、その判断が正しいかはともかく、「やる時はやる」と言う事を対シリアで「実行で示した」。北朝鮮に対しても金正恩暗殺作戦」「限定空爆」などの可能性が取り沙汰されているが、少なくとも「脅しではない」と言う受け取りは可能だろう。またトランプから安倍首相の下に何らかの極秘情報が既に伝達された可能性は高いだろう。だからこそ日本としても「出鱈目慰安婦像を巡る対立」よりも「対北朝鮮での日米韓の連携」を優先させざるを得ない「重大局面」なのだとも考えられる。
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※そろそろ年貢の納め時。

だが、韓国側は少なくとも国防相、統一相が「面会を拒否」した。この2つのポストは韓国の国情を考えれば「対北朝鮮」で非常に重要なポストだが、それらのポストのトップが帰任した日本の大使とも面会を「拒否した」と言う事は

・対北朝鮮に際しても韓国は日本との連携・協力を重視していない。または「その気がない」

・対北朝鮮での連携より「反日」が優先

と言う意味であろう。…だとしたら「とんでもない阿呆な対応」だと言う他ない。勿論韓国がそういうつもりなら日本としても「見棄てて」問題はないだろうが、アメリカの手前もある。結果は判りきっていても「そういう姿勢」を示す必要はあるのだろう。

韓国のそういう姿勢は第3者、特にアメリカからは

「日本が幾ら手を差し伸べても韓国が拒絶する」

と、映るだろう。韓国とのやり取りには「直接的な結果」よりも「こういう事実の積み重ね」で「第3者の目線」を意識した言動が求められる、と言う事か。
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※既に朝鮮半島情勢については何らかの合意があるのかもしれない。

トランプはシリアで政権側が化学兵器を使用した事を理由にミサイル攻撃に踏み切った。北朝鮮にもVXガス使用の前科が既にある。しかも被害者はトップの異母兄だった。トランプがシリアにはミサイルを撃ち込んだが、北朝鮮には何もしない、とは到底言えまい。アメリカによる北朝鮮への何らかの軍事行動は必至、とも言えそうだが、そういう肝心な時に「日米の連携」はともかく、「日米韓の連携」はクソの役にも立ちそうにない。大使は帰任しても日韓関係は「終わりの始まり」になるのかも知れない。
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※日本にとっては「対韓外交の成果」よりも「それに対する第3者の目線」が重要なのだろう。