蓮舫は二重国籍解消を証明できるのか?
※どういう風の吹き回しか?
「あの」蓮舫が「ついに」これまで頑なに拒んできた「戸籍の公開」を決断した。
蓮舫の「二重国籍」問題が発覚して1年弱。「当然の対応」をするのに「遅きに失した」どころの騒ぎではない程の膨大な時間がかかったが、戸籍を公開し、国籍選択宣言を「何時行ったのか?」はさておき、「行った」事実を証明し、また台湾国籍を離脱した事を合わせて証明する事で「少なくとも」蓮舫が「二重国籍だ」等と後ろ指を指される事はなくなる。
「敵(=安倍首相)に塩を送る行為」
「戸籍公開を求める事は『いじめ』『排外主義に屈する』」
「戸籍問題は被差別部落問題などの闘いへの逆行」
等と意味不明の主張をしているが、民進党が支持されない理由は何も蓮舫の二重国籍問題だけではなく、民進党の稚拙な国会対応や愚劣な主張にも大きな原因があり、「蓮舫の二重国籍問題」はその「氷山の一角」でしかない。また国籍法は二重国籍を原則認めておらず、従って日本国籍保持が前提の参政権などは「二重国籍」を想定していない。蓮舫が一個人ならともかく、国会議員、それも公党の党首と言う「公人」である以上、国籍が「法が求める状態」になっているか否かは「公人として遵法意識があるのかどうか?」と言う問題に繋がる重要な問題だ。国会議員が「国民の代表」である以上、その資質をチェックするのは「主権者である国民」として当然の「権利の行使」である。何も「選挙」だけがその「判断材料」ではないのである。それは勿論「いじめ」でもなければ「排外主義」や「被差別部落云々」とは何の関係もない話だ。要するに有田芳生の言い分では
「選挙で当選さえしてしまえば任期中はやりたい放題」
また、安倍首相について
「人間じゃない、叩き斬ってやる」
と、暴言を吐いた実績を持つ法政大教授の山口二郎は
「違法状態を解消したのかどうか」
であり、「戸籍の公開」と言うのは「その証明手段」でしかない。それを「認めない」と言う考えの方がよっぽど「独裁的」「全体主義的」なのだが、そういう理解は出来ない様だ。
※それで不満が収まるなら民進党も「まとも」じゃない。
蓮舫がこれまで「頑なに拒んできた」「戸籍公開」を決断したのは
「都議選の結果を受けて高まっている執行部への不満の『ガス抜き』」
と言う分析もある。だとすれば「そうでもしなければならない」程執行部への不満は高まっており、そのまま何もせずに押しきろうとすれば「党分裂」なんて事態にもなりかねない程民進党は「バラバラ一歩手前」なのだろう。有田芳生にしても同僚の筈の民進党議員を公然と非難したが、
「『多様性を許容する』のが民進党のウリ」
「戸籍謄本そのものとは言ってません。差別主義者、排外主義者に言われて公開するような事あってはならない。戸籍そのものではなく、台湾籍を有していないとわかる部分をお伝えする」
※既にそうなっているが。