日本を代表する「ブラック企業」


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※酒に酔っていたなんて言い訳など通用しない。

タクシー会社東京エムケイ」の社長で韓国籍のユ・チャンワンが傷害容疑で現行犯逮捕された事件、

「タクシー会社の社長がタクシー運転手に暴行」

と言う「前代未聞」の事件であった。被害にあったタクシーは個人タクシーで、客の迎車を予定していたにも関わらずユ・チャンワンは窓をしつこく叩くなどして乗せろと主張し、運転手が注意するため車の外に出たところ路上に倒し、運転手の顔に靴を投げるなどして1週間のケガを負わせた、と言うのが事件の大まかな経緯だ。

勿論酒に酔っていた、などと言う言い訳など通用しない。迎車を予定していれば他の客を乗せられない事などタクシー業界に居なくても理解出来る筈の事だが、それでいて暴行にまで及ぶ、と言うのはどう考えても常軌を逸している。

だがユ・チャンワンのこれまでの「事件遍歴」を見ると今回起こした事件は「より悪質なもの」と見る事が出来るだろう。
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※この男の事件遍歴は尋常ではない。

この男の逮捕はコレが初めてではない。最初は2005年。やはり酒に酔って電車を乗り過ごし、タクシー乗り場の長蛇の列に何故か立腹して駅員に暴行を働いて現行犯逮捕。また2008年には自身の業務指示が行われていない事を詰め寄ったところ社員に反論され、やはり暴行を働いて傷害容疑で書類送検されている。

更に2013年には東京地裁の判決でこの男の「暴行」が事実認定され、賠償命令まで出ている。更に同年のFRIDAYの記事でそのパワハラ」の一部始終が明らかになり、14年にも東京地裁が訴えを起こした運転手1人あたり33万円の支払いを命じる判決を出している。それどころか今年に入っても元運転手12人に対し、未払い賃金2100万円を支払えとやはり東京地裁が判決している、と言うのだから、そんじょそこらの「ブラック企業」では太刀打ち出来ない程の「ブラックぶり」だとしか言い様はない。

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※タクシー業界ではそうだ。

今回もそうだがこの男、事件を起こしてそれが明るみになると即座に社長を辞任するが、気が付いたらいつの間にか「社長に復職」している。2005年の事件で社長を辞任したのだが、2008年の事件の時までには復職している。2011年に自身の暴行を訴えられる直前にまたもや社長を辞任、2013年のFRIDAYの記事の時点では復職していなかったが、2015年にFRIDAYが再びこの男の「パワハラ」を報道した際には社長に復職していた。

今回で常識的には考えられない「同一企業で三度目の社長辞任」である。こういう事が罷り通る限りこの男は同じ事を繰り返すのだろう。不肖筆者でも顔見知り程度ではあるがタクシー業界の人を知っている。そういう人からこの会社の「よからぬ噂」は耳にしていたが、社長がこうなのだからそういう「噂」が出るのも必然だと言える。

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※ここまでケツを拭いて貰って同じ過ちを繰り返すとは…

ユ・チャンワンは東京エムケイ創設者の息子だ。最初に逮捕された時は息子の起こした不祥事に創設者である父親が謝罪会見を開いて、

「わたしも原点に戻るため、もう一度ハンドルを握る」

と、「無料タクシー」を走らせてケツを拭いた。いい年した大人が父親にそこまでケツを拭かせて起きながら「反省」は皆無で10数年経っても「同じ過ちを繰り返す」事しかしていなかった訳だ。その父親も今年他界してしまった。もはやユ・チャンワンは東京エムケイにとっては「疫病神」以外の何物でもないだろう。

この様な報道がされた時点で世間は「東京エムケイ」を「ブラック企業」として認識してしまう。これだけ繰り返しているのでは尚更、と言うか当然であろう。「ブラック企業」に厳しい目線が注がれる現在、一度「ブラック企業」と認識された企業がそのイメージを払拭する事は並大抵の事では出来ないと言えるだろう。東京エムケイ」も「ブラック企業」と言うイメージを払拭しないとこの先企業として生き残る事が出来ない、と言う最悪の結末だって有り得る。そうしない為にもここで東京エムケイユ・チャンワンを「完全に切り捨て」なければならないだろう。果たしてそれが出来るか否か?東京エムケイの「正念場」はまさに「目の前」にある。
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※ユ・チャンワンを切り捨てなければそうなるだろう。