「やるだけ無駄」だった統一会派結成
※現実は「今週中に統一会派断念」だった。
国会での質問時間は「会派」の議席数で割り振られるので「統一会派」で国会論戦に臨めばより多くの質問時間を確保出来る。主張が似通う政党同士で統一会派を組む意味はそこにあるのだが、そもそも希望の党の議員の大半が民進党出身で、
「民進党では選挙戦を戦えない」
と言う理由で希望の党に看板をロンダリングし、政党自体も「庇を貸りて母屋を乗っ取る」を地で行った様なものだ。最初からそのつもりだったのならそれこそ「有権者をペテンにかける」と言う「集票詐欺」でしかなく、そうでなくても「その看板では戦えない」と見切りを付けた相手と再び手を組もう、なんて行為が国民の理解を得られる筈もない。そんな事も判らない愚物が動かす政党が国民の支持を得られる訳がなく、13、14日のTBS世論調査で
「どれだけ国民から『そっぽを向かれている』か」
は自覚しておいた方が良いだろう。
「安倍一強」に対抗するには
「数を揃えなければならない」
「野党が安倍政権を倒す」
なんて余程の失政や不祥事でもない限り事実上「既に不可能」な話だ。来年には参議院選挙があるのでそこで安倍首相の国政選挙連勝に土を付けられる可能性はあるが、仮にそこで参議院の過半数を獲得して再び「ねじれ国会」を再現出来たとしても衆議院での「3分の2」が維持出来ていれば褒められた手段ではないものの、その気さえあれば「3分の2再可決」で乗り切れるし、それ以前に国民が「ねじれ国会」を再び起こして国政の停滞を招く真似を自ら望むかは大いに疑問がある。
要するに「選挙戦において各党が各々の支持者を結集する」ならともかく、「国会論戦において各党が各々の議員を結集した」所でこの状況下では「余り意味はない」のである。そこが理解出来ない、と言うのは
「政権担当能力が根底から欠如している」
と、自ら宣伝しているに等しい。今更言う事ではないが、連中こそ
「『悪夢の民主党政権』から何も学んでいない」
のである。
それでも何とかしよう、と言うなら国会論戦で政府与党の法案に対して正々堂々とそれなり以上に説得力のある「論」を展開して対抗するよりないだろう。感情論や憶測ではなく、キチンとした論拠を明確にする事だ。そうやって少しずつイメージを良くしていくよりない。また、1回の総選挙で
「一気に政権交代」
なんて考えずに長いスパンで考える他ない。
…尤もそれを理解しているなら希望にしろ、民進にしろ、最初からこうはなっていない。存在自体が国政に「無駄」なのである。
「-×-」が+になる、と言うのは数学の話であって国政では「より酷いマイナス」でしかない。そんな連中が今すぐ国家に貢献できる事、と言えば
「今すぐ辞職しいぇ議席を与党に譲る」
事だけだ。いずれにしてもこの連中は「その程度」でしかない。統一会派だなんだ以前に連中は
「自分達の存在意義」
から見つめ直すべきである。
※存在自体が国政に有害なものでしかない。