世に有害なルーピーの妄言

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※政治家を引退したらその精神は消え失せたのか?それとも最初からなかったのか?

「三つ子の魂百まで」と言うが、それを地で行く

ルーピーの『ルーピーぶり』」

であると言える。
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停電になったのは「290世帯」ではなく、「295万世帯」なのだが、その誤記が「大事の前の小事」になる程この者の愚劣ぶりは群を抜いている。こんなのが総理大臣になってしまったのだから

「事実は小説より奇なり」

であろう。

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※理想論だけでは物事は解決しない。

ルーピーの頭脳でも理解出来る様に言及すると今回の「ブラックアウト」、地震発生でそれまで全機稼働中であった震源近くにあった苫東厚真発電所は緊急停止した。この発電所一つで北海道の消費電力の半数を賄っていたのだそうだが、そこが突然止まってしまい、深夜だったとは言え、「需要と供給のバランス」が崩れてしまった。電力の周波数を一定に保つには電力の発電量と使用量を一致させる必要があり、これが乱れると発電機や電気を使用する機器が壊れる可能性があるが、そういう事態が起こってしまったのだ。

それを防ぐ為に他の火力発電所も連鎖的に停止し、水力発電など、他の発電だけでは需要に対応出来ず、大規模な停電となった訳だ。北海道にある泊原発地震発生時点で停止中でこの事態には何ら貢献しなかったどころか核燃料冷却の為の電源も外部からだった為、一時外部電源喪失となった。

「不思議」なのは「そういう事が起こった」事ではなく、「それを理解出来ない」ルーピーぶりである。事態を理解しないままでの発言は混乱を助長するだけでしかないのだが、鳩山由紀夫にそれが認識出来るなら「ルーピー」だなんて揶揄はされまい。しかもルーピーにとって今回の地震で最も被害の大きかった地域はルーピーが政治家だった時に地盤としていた地域だった。そういう地域が未曾有の危機にある中でのこの他人事感全開のコメント、非難されて当然である。

だが、より問題なのはこんな小物の妄言だけではなく、

「電力供給体制の脆弱性

である。「原発ゼロ」を前提にして火力発電メインを強行すると一ヶ所が何らかの原因で止まってしまうと今回の様な大規模停電が発生する事が有り得る事が明らかになった。水力発電などではそれをカバー出来ない。太陽光発電に至っては夜間は発電の仕様がないどころか

※マスコミは報道しないが。

台風などで損壊すると大変な事になる。パネルが損壊すると重金属が流出し、土壌汚染に繋がる。人体に入ろうものなら人間はそれを排出出来ず、体内に蓄積される。当然健康被害に繋がる話だ。損壊したパネルを撤去するにしても簡単には行かず、無造作に触ると損壊した状態でも発電している可能性があるので感電する危険がある。勿論死亡事故だって有り得る。

「反原発派」には耳の痛い話ではあるが、「原発ゼロ」を前提にした電力供給体制は「砂上の楼閣」でしかない事は今回の一件で明らかであろう。「それでも原発に頼らない」電力供給体制を提案、実現出来るなら話は別だが、そうでないなら現状は「原発に頼らざるを得ない」のが現状であり、その議論は避けられないものだと認識すべきである。天災の発生を未然に防ぐ事は出来なくてもその後の人災は未然に防ぐ事が出来る可能性はある。その為にも理想を追うだけでなく、現実的な電力供給体制の議論は避けてはきっと通れないのである。