やっぱヘンだよ枝野幸男


※その感覚はやはりおかしい。

枝野幸男が4日に行った講演で安倍首相が意欲を示す憲法改正について

「何故今持ち出すのか、さっぱり意味が判らない」

などと発言していたらしい。



※だったら安倍首相の方針に反対する理由はないだろう。

自衛隊は合憲」
自衛隊員が誇りを持つ為には憲法より予算」

それなら安倍首相に一々反対する理由はないだろう。だが、枝野幸男には今憲法改正、特に9条を改正し、

国際法上認められている自衛権の行使」

が求められている理由が判らないらしい。

憲法9条の改正を求める人々がその理由に挙げるのは

支那の脅威や北朝鮮問題への対応」

であろう。そしてそれは空想の産物ではなく、現実のものだ。奇しくも同日、ニューカレドニアでフランスからの独立の是非を問う住民投票行われ、結果独立は否決された。

この件で独立反対派は「この地の豊富なニッケル資源を狙って支那がやって来る事を警戒して独立反対を主張していた」のだと言う。ニューカレドニア



と、日本や支那からは相当離れた場所だが、それでも現地では支那に対する警戒心が

「独立を思い止まらせる理由」

となったのである。それにも関わらず支那から至近距離の日本で

「そういう警戒心が皆無」

である意味の方が「さっぱり判らない」。

そもそも立憲民主党

「議会制民主主義というのは期限を切ったあるレベルの独裁を認めることだ。」

だとか、

三権分立なんて憲法の何処にも書いていない」

等と発言した菅直人を「最高顧問」などとして待遇する様な政党で、そうしたのは他ならぬ枝野幸男だ。その一事で立憲民主党の本音、と言うのは明らかであろう。また

立憲民主党そのもの」

と言っても過言でない菅直人内閣で官房長官だった故仙谷由人は就任時の記者会見で

憲法解釈は政治性を帯びざるを得ない。その時点で内閣が責任を持った憲法解釈を国民、国会に提示するのが最も妥当な道だ」
と、発言していた。その「最も妥当な道」を安倍首相が行ったら批判していたのが立憲民主党なのだが、やはり自分達の過去の発言は「三歩歩くと忘れる」レベルなのだろう。その程度で

※冗談も休み休み言え。

「当時の政権中枢部の当事者でもう1回政権交代しないと同じ失敗を繰り返す」

立憲民主党の単独政権を目指す」

等と妄言甚だしい。「冗談も休み休み言え。」を地で行くレベルだ。

民主党政権の終焉後、民主党やその後継政党はまともな支持を得た試しはない。例えマスコミが幾ら庇おうとも国民は自身の肌でその愚劣ぶりを痛感したからだ。そこから何ら反省も成長もないのに

民主党政権の再現」

など誰も望まない。そういう国民感情を理解しない、感じ取れない時点で

「政治家として致命的にその資質に欠ける」

と言っても過言ではない。

「それなら安倍首相の方がまだマシ」

と言うのが多くの国民の思いなのだが、そもそも

「徹底的に批判して綻びを明らかにする」

戦術が既に時代遅れだ。ネットの発達によってその戦術の前提である

「隠された部分」

が簡単に国民の耳目に入るからだ。そういう理解もないのは「成長がない」証左だが、そんな体たらくで「勝てる」と思っているなら

「正常な状況判断」

も出来ないと言う事だ。

政治とは現実の問題への対処であり、現実を理想通りに持っていくものではない。政権交代を目指すのは自由だが、枝野幸男の場合、先ずは

「己の身の程」

を知る事から始めるべきである。

※少なくとも枝野幸男にそれはない。