文在寅の「終わりの始まり」


反日ばかりが能ではない。

韓国大統領の任期は1期5年。どんな名大統領であっても再任はない。だから最初から「好き放題」のアクセル全開で電車道を突っ走り、国民の不満が高まってくると「反日」で求心力を維持、若しくは回復させようとするパターンが常態化している。

また、国会議員の任期は4年なのでどんな大統領でも任期中に最低1回は総選挙がある。ここで敗北し、国会が少数与党になってしまうと残り任期は「レームダック」と化してしまう可能性が極めて高い。文在寅にとっての「運命の総選挙」は来年。敗北すれば「文在寅の輝かしい大統領の経歴の最後」は惨めなものになってしまう。それ故文在寅も必死で「反日」に勤しんで支持を繋ぎ止めようとしているのだろうが、現実はそんなに甘くない。「反日」だけで求心力を維持出来る訳もなく、韓国民もキチンと「自身に身近な事象」から政権への支持不支持判断している模様である。

※このままでは総選挙に勝てまい。

就任直後は驚異的な支持率を誇った文在寅だが、最近は支持率低下している模様だ。韓国ギャラップと言う世論調査機関の調査によると文在寅の支持率は44%。先週から1ポイント下落した。また、不支持率は

レームダック化が近いのか?

と、過半数に迫る数字を叩き出したと言う。日本が韓国への「輸出優遇措置見直し」を発表して以来、差別発言、ヘイトスピーチまで含めた文字通りの「形振り構わず」の反日暴走街道一直線だったにも関わらず支持率は下落し、不支持率が支持率を上回る状況が発生している。何故か?

※そういう意味ではない。

文在寅不支持」の理由として第一位に挙げられたのはやはり「経済」だった。現実を無視した無謀な「最低賃金引き上げ」は却って韓国経済を悪化させた。そんな経済音痴に国の舵取りを任せて自分自身の生活が苦しくなるのでは堪ったものではないだろう。しかもその誤りを認めない、と言うのだから始末が悪い事この上ない。それだけでも「支持しない」理由としては十分すぎる。

だが、ここで注目すべきは「外交」(2位)、「人事」(3位)を「不支持の理由」に挙げる人の割合が増加している事であろう。「外交の天才」だなんて言われた文在寅としてはその「外交」が不支持の大きな理由になっている事は壮大な皮肉であろう。

※「外交の天才」ならその答えは即答出来るのだろう。

勿論ここで言う「外交」とは「対日関係」が大きなウェイトを占めている事は間違いない。と、なると「反日一辺倒」の外交姿勢でも支持を得られていない、と言う意味になる。そもそも一連の日韓対立で日本から何一つ譲歩や成果を上げていないのだから、「所詮は口先ファイター」受け止められても仕方あるまい。


※それでも任命を強行するのか?

また、「人事」に関しては法相に任命しようとしている側近に様々な不正疑惑が噴出している。GSOMIA破棄と言う世紀の愚行も「この疑惑から目を反らさせる為」と言う憶測がされたほどだ。世論調査でも6割弱が「適任でない」判断している模様だが、それでも本人が辞退する訳でもなければ文在寅が任命を撤回する訳でもない。それでは反発をされても仕方ないが、その人事を強行する意味からして不明である。来週予定されている聴聞会の開催すら危ぶまれているが、強行しようものなら更に反発を受けて支持率の低下を招く恐れもある。独善にも程がある、と言えるだろう。

いずれにせよ、韓国が本気で「日本との関係改善」を望むのであれば様々な問題を解決する姿勢を見せなければ日本は反応しないが、その前提に

文在寅を大統領の椅子から引きずり降ろす」
「次の大統領選挙で文在寅の後継を落選させる」

事は絶対条件である。これだけ無能で有害な人物を大統領にしたのは韓国民自身だ。まずはそのツケ払ってからである。任期終了まで耐えるのか?それとも今すぐ行動を起こして引きずり降ろすのか?選択するのは韓国民である。