参議院選挙、序盤戦の情勢は?

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※さて、どうなるか?

参議院選挙が告示され、本格的な選挙戦が始まっている。

序盤戦の情勢は「改憲政党で3分の2」に届くかどうかが焦点になっている模様だ。
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http://www.sankei.com/politics/news/160623/plt1606230055-n1.html

産経新聞によれば自民党単独過半数に必要な57議席を獲得しそうな勢いだと言う。公明党も選挙区で5議席は堅い、と見られ、全員当選まで有り得るというから与党は地域別に差はあっても全体的には「堅調・安定」なのだろう。

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民進+共産でトータルマイナスなら野党共闘に意味はないだろう。

逆に野党は民進党が10以上議席減少は確実、と言われている。共産党は残念ながら躍進予想で比例で2桁を窺うと言う。問題は共産党の増えた分と民進党の減った分の差し引きがどうなるか?であろう。共産党が幾ら議席を伸ばしても民進党がそれ以上に議席を失うのであれば「野党共闘」も意味はない。共産党が笑うだけの結果だ。そうなった場合、岡田克也は自身の身を削ってまで共産党の手伝いをした事になる。共産党の一般党員以上に共産党員になれるかも知れない。

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※その他の予測でも結果はそう変わりない。

注目の参院選の勝敗を左右する32の改選1人区では、自民党の公認候補が22選挙区で先行。野党統一候補は宮城、福島、沖縄など8選挙区で優勢に戦いを進めており、青森と山梨は両者が拮抗だと言う。どんなに悪くてもこのままなら与党の22勝10敗か。それで「3分の2」を阻止できたのであれば「野党共闘」も一定の意味があると言えるかも知れないが、自民、公明、維新、日本のこころで「3分の2」を達成した場合、憲法改正がなされなくても民進、共産、社民、生活は自身の主張する政策から選挙戦術に至るまで「完全敗北」と認めざるを得ないだろう。そうでなくても自民党単独過半数の時点で「自分達が民意を得られなかった」と認める他あるまい。

これらの予測は「安倍政権支持の産経新聞だからではないか」と言う方もいるかも知れない。しかし、毎日新聞の記事でも

自民党の獲得議席は58以上」
「公明、維新は議席増」
「共産大幅増」
民進改選議席半減の可能性」

1人区でも

「自民が堅調で、26選挙区で優位に立っている。3選挙区で自民と野党系候補が競り合い、野党系候補が優勢なのは宮城、山形、沖縄の3選挙区」

と、産経より「与党勝利」予測の幅が大きい。

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※余裕の笑顔なのか?

…結局「与党勝利」はまず間違いないのだろう。そして安保法も消費税増税延期も、そしてアベノミクスも「民意を得た」と言われても反論できない状況になる公算が高いのだろう。その場合野党は言い訳よりも「自分達の主張が民意を得られなかった」と率直に認めて考えを改めるしかないであろう。それが出来るか否かが問われることになりそうだが、それが出来ない限り安倍首相を上回る支持を得る事は極めて困難であろう。野党は根底から自分達の存在意義のあり方を見直すべきである。
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共産党と民主主義は両立しない事を忘れてはならない。
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共産党破防法適用対象、公安監視対象だと言う事も。