支那を追い込んでいく安倍首相

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※安倍首相の表情に余裕あり、だと思う。

モンゴルで開かれているASEM(アジア・ヨーロッパ会議)に出席する安倍首相は現地で支那李克強と会談を行った。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160715-00000092-mai-pol

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※敵国でも対話は必要である。

…勿論支那尖閣諸島の侵略を企むなど対立要素もあり、支那は「仮想敵国」どころか限りなく「敵国」そのものだと言えそうだが、だからと言って一切の話し合いが必要ないかと言われればそうではないのだろう。経済対策もそうだが、テロ対策、G20会議関連なども議題に挙がったと言うから、それはそれで結構な話ではないか。

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※「法治国家」である事を支那が拒否した瞬間。

…とは言え、支那の海洋侵出問題では話し合いは平行線だった模様だ。東シナ海問題では発言の詳細が不明なのだが、双方の立場からの原則論の応酬に終始した模様だ。勿論尖閣諸島に対する支那の領有権は国際法上有効な根拠が皆無である事に変わりはない。日本が譲歩する理由も必要も一切ないのは明白である。一応、支那側によると

「対話と協議を通じて意思疎通を深め、誤った判断を防がねばならない」

「両国が高度な責任感を持つべきだ」

と言う李克強の発言があったとの事だが、その「対話と協議」「意志疎通を深める」「高度な責任感を持つ」のいずれも「国際法の遵守」が前提である。そうな事を言う前に先ずは「国際法遵守」の精神を身に付けてから口を開くべきではないのか李克強

一方、南シナ海問題では、

「法の支配と紛争の平和的解決が重要だ」

と、国際仲裁裁判所判決の受け入れを求めた安倍首相に対して李克強

「中国側の立場は完全に国際法に符合している。日本は当事国ではなく、言行を慎み、問題を騒ぎ立てたり、干渉したりすべきでない」

と、不快感を表明した模様だ。確かに日本は地理的には南シナ海に面してはいないが、南シナ海は日本にとって重要な航路である事は疑いの余地がない。その重要な航路が公海なのか支那の庭にされるのかでは船舶の安全、ひいては乗員の安全に関わる重要な問題である。また、現在の日米安保条約「日本の安全」だけでなく、「極東の安全」に日米が協力する、と言う内容である。「極東」と呼ばれる地域の解釈には諸説あるが、フィリピン付近まで含む解釈もあるそうだから、そういう意味では無関係ではなかろう。

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※否定も反論も出来ない正論。

しかし、南シナ海での支那の主張を完全否定した判決が出ているのに

「完全に国際法に符合している。」

等とよく言えたものだ。この「面の皮の厚さ」には驚嘆する他ない。

まぁ、これは別段李克強に限った話ではなく、判決翌日に出した白書でも同様だったのだから、この国全体がそうなんだと考える他ない。

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※判決の「ダメ出し」と、
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※それでも変わらない支那の意味不明の独自の主張。

それでも支那が安倍首相との会談を行ったのはASEM南シナ海問題が議題になり、かつ判決の受け入れを求める国際社会の正論でハチノスにされる危機感があったからだと言う。会談で安倍首相を懐柔しようという狙いがあった事は想像に難くない。しかし、安倍首相はそういう手口が通用する相手ではない。どっかの空き缶とは違うのだ。逆に支那は安倍首相に「法による支配」という踏み絵を突き付けられたに等しい。踏めば敗北、踏まねば異端者となる。報道だけでは掴めない部分ではあるが、安倍首相と会談した事で支那は逆に追い込まれる形になったのではないだろうか?…だとしたら流石安倍首相である。支那の包囲網は確実に狭まっているのだろう。これが「積極的平和主義」による効果であるならば相当な成果である。それでも批判する要素があるのだろうか?日本は善きリーダーを持ったものだと言える。
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※「外交」では安倍首相の勝ちであろう。