安倍首相、真珠湾訪問を発表

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※安倍首相の真珠湾訪問の発表に驚いた人もいるだろう。

突然の発表に驚いた人も多いのではないだろうか?
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http://www.sankei.com/politics/news/161205/plt1612050034-n1.html

安倍首相は26、27日にハワイを訪れ、日米首脳会談を行うと発表した。そのまま年末年始をハワイで過ごす…のではなく、オバマ大統領と共に真珠湾を訪れ、犠牲者の追悼を行うと言う。現職首相が真珠湾を訪問するのは今回が初めてとなる。…それでAPECの際には立ち話で十分だった、と言う訳か。

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※安倍首相のコメント

安倍首相の発表に際してのコメントはこちらを御参照頂きたいが、

「この4年間を総括」

「そして未来に向けてさらなる同盟の強化の意義を世界に発信する機会にしたい」

と、これまでのオバマ政権の集大成となる最後の首脳会談として臨む意向の様だ。

「犠牲者の慰霊のための訪問です。二度と戦争の惨禍を繰り返してはならない。その、未来に向けた決意を示したいと思います。」

と、述べた様に「謝罪」ではなく、「未来志向」「追悼」と言うのがキーワードであろう。
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真珠湾攻撃の1シーン。
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※現在でもプレートによって説明されている。

「同時に、まさに日米の和解、この和解の価値を発信する機会にもしたいと考えています。いまや日米同盟は、世界の中の日米同盟として、日米ともに力を合わせて世界のさまざまな課題に取り組む『希望の同盟』となりました。その価値は、意義は、過去も現在も未来も変わらない、このことを確認する意義ある会談となると思います。」

と、世界にかつては敵同士として戦った日米の「和解」や「絆」の意味を発信する意味合いもあるだろう。何処の国、とは言わないが支那朝鮮風情とは根本的に違うのである。そして安倍首相の「戦争で亡くなった人を追悼する」気持ちは他のどの歴代首相よりも突出している。それを目の当たりにしてどうして「安倍は戦争をしたがっている」なんて言えるのか?理解不能である。
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※米議会演説の時の様な名演説を期待したい。

安倍首相が真珠湾で何らかの声明を発表する、とも言われている様だ。そこで安倍首相が謝罪をするのではないか?と、言った懸念もある様だが、昨年の米議会演説でもそうだったように直接的な謝罪の語句はなくても安倍首相の言葉や思いは日米のみならず支那朝鮮以外の世界に届く筈だと信じて良いだろう。そういう懸念は杞憂であろう。
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オバマ広島訪問、安倍首相真珠湾訪問で日米の「戦後」は区切りを迎える。

勿論これにはオバマ大統領の広島訪問に対する返礼、と言う意味もあるのだろう。そしてこれで日米で歴史認識が対立要素になる事もあるまい。「戦後」に対する「一つの区切り」であるとも言える。

本当の意味での「戦後体制からの脱却」と言うには憲法改正自虐史観の根絶、北方領土竹島の奪還、と言うハードルを越えなくてはならないが、焦らず一歩一歩それに近付ける様に物事を進めていく事が重要なのだろう。安倍首相は勿論それを理解しているであろうから、此処で道を踏み間違える様な真似はしないであろうと信じたい。安倍首相の真珠湾訪問は非常に意味があり、そして歓迎されるべきである。安倍首相の決断に敬意を表したい。
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※最も良好な関係を築いた日米首脳だと言えそうだ。