「スラップ訴訟」の敗北は当然だ。

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※「不当判決」ではない。当然の判決だ。

「スラップ訴訟」と呼ばれる訴訟がある。「恫喝訴訟」とも言われる様に

「比較弱者に対して比較優者が恫喝、発言封じ、場合によってはいじめることだけを目的に起こす、加罰的あるいは報復的な訴訟」

とでも言えよう。特に左翼界隈が「自身への批判を『名誉毀損』として」起こすケースが目立つが、1月に記事にした所謂慰安婦問題に関連して中央大学教授吉見義明が元衆議院議員桜内文城氏に対して記者会見の場で自身の著書を「捏造」と発言したのは「名誉毀損にあたる」として1200万円の損害賠償を求めていた裁判、東京高裁も一審同様、

「発言は論評の範囲内」

と、して吉見義明の請求を棄却する判決を15日に出していた。これに関連して朝日新聞は何故か
吉見サイドの立場で記事を書いている。
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http://www.asahi.com/articles/ASJDG3QBBJDGUTIL010.html

事の発端は2013年5月のこと。当時「日本維新の会」の共同代表だった橋下徹氏が外国特派員協会で、所謂慰安婦問題で自らの発言に関する記者会見を開いた。その会見に桜内氏も同席しており、その際に

「吉見さんという方の本を引用されておりましたけれども、これはすでに捏造であるということが、いろんな証拠によって明らかにされている」

と発言したのを問題視したのだ。
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※「20万人慰安婦」を現実に考えるとこうなる。

…とは言え、日本軍慰安婦が吉見義明の言う様な「性奴隷」と言う様な類の性質ではなく、「単なる売春婦」であったのがその真実であった証拠なら大量に存在するが、逆に日本軍が朝鮮半島で女性を「強制連行して」「慰安婦にした」と言う証拠には未だお目にかかった事はない。強制連行を証言した吉田清治に至ってはその嘘出鱈目は学術的に証明されているどころか当の本人が捏造を認めている始末だ。とてもじゃないが「研究の役に立つ代物」とは天地逆になろうが、口が裂けようが決して言えない。
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※この事実は吉見義明らは研究に反映されているのか?

と、言う訳で慰安婦=性奴隷」を裏付ける史料は皆無、「強制連行された」と、言う証言には裏付ける要素がないこれで何をどう「研究」すればそういう結論に達する事が出来るのか謎だが、それでも名誉毀損」は「それによって生じた結果」に対しての責任を問われるので吉見義明の著書の内容が例え100%嘘出鱈目でも「名誉毀損が成立する」可能性はある。

…とは言え、そう言われてその発言を自身の研究成果で反証せず、いきなり訴訟に持ち込む、と言う対応をするから話がややこしくなるのだが、それで何を狙っていたのかは明白である。
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※これについての吉見義明の見解は?

裁判を通じて吉見義明が狙っていたのは「名誉毀損の成立」と言う「事実認定」である。これさえあれば自身に対する一切の批判反論を「名誉毀損」として扱う事も出来る。そうなってしまえば吉見義明が「慰安婦=性奴隷」と言っても誰も反論出来なくなる。そうする事で自身の研究成果を「真実」にしようと悪企みしたのだろう。だがそれは吉見義明のしてきた「研究」とはそうでもしなければ批判反論に耐えられない代物でしかない、と言う事を意味する。それが長年に渡る吉見義明の研究成果ならば、研究費の壮大な無駄遣いである。蓮舫にでも仕分けして貰った方が良いんじゃないか?
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※負け犬の遠吠え…www

だが現実はそんなに甘くはなく、吉見義明は一審に続いて二審でも全面敗訴だった。本人やその取り巻きがこれに不満であるのは言うまでもないが、この裁判で事実認定は終わってしまった。吉見義明らは上告するつもりなのだそうだが、上告したところで最高裁

「上告理由なし」

と言う6文字で門前払いされるのはほぼ確実であろう。するだけ無駄な労力だ。
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アメリカ政府が15年調べても何も出なかった…

「研究者の名誉」だ何だと言った所でその「名誉」がこの様な「スラップ訴訟」でなければ守れない、と言うのでは本人の名誉もその研究も意味はない。裁判所は当然かつ常識的な判断をしたに過ぎない。判決に反発する前に吉見義明は自分のしている事が如何に無意味で愚劣なのか?それを冷静に考えるべきであり、またそういう視点で記事を書く朝日新聞にも同様の事が言える。こういう連中にそれを求めるのは野暮なのかも知れないが、それを理解しない限り連中が「まとも」になる事はない。
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※これを見れば所謂慰安婦問題が「作られた」ものだと否応なく理解できる。