火に油を注いだユーキャンの対応

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※ユーキャンに対する批判は止まらず、こういうパロディー画像が多く出回っている。

「保育園落ちた日本死ね

と言う言葉を流行語に選定してしまった騒動は一向に収まる気配が無いようだが、冠企業のユーキャンが自社のHPにこの騒動に対して見解を発表した。
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http://www.u-can.co.jp/company/news/1199399_3482.html

ユーキャンとて流石に事ここに至れば自分達だけ「ダンマリ」とは行かなくなったのだろうが、このコメントは「火に油を注ぐ」結果となってしまった感は否めない。

特に

《協賛という立場である弊社は、審査員の選定やワードに関して意見を申し上げる立場ではございません。》

とした事が

「『ユーキャン新語・流行語大賞』という名称を使っておきながらこの対応はない」

とか、

「せめて協賛企業として改善に努めるか、それが無理なら協賛を辞退すべき」

とか、

「自社は協賛しているだけで運営上の権限はもっていないとは『言い逃れ』だ。」

等と批判が出ている模様だ。

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※「協賛」とはこういう意味である。

『協賛』と言う言葉を辞書で引いてみる

《趣旨に賛成し、その実行を助けること。》

と言う意味が出てくる。言葉通りに解釈するのであればユーキャンは『協賛』している以上流行語大賞の審査員による言葉の選定それ自体を最低でも黙認、最悪なら積極的に賛同している、と言う意味だとも言える。ユーキャンに対する批判の核心はそこにあると言えるが、どうもユーキャンがそれを理解しているのか?と言われれば大いに疑問を感じざるを得ない。
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※本当にやる人がいるとは…
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※こういうパロディーをユーキャンは不快に思うだろうが、ユーキャンはその何倍もの人に何倍もの不快な思いをさせた事もまた事実。

ユーキャンに対する批判や抗議の声は様々な方法で行われている。こちらの「netgeek」では主に画像のパロディーを紹介している。

勿論こういう方法を「表現の自由」とする人もいれば、逆にこれらを批判する人もいるだろう。受け止め方は人それぞれだが、善し悪しはさておきここで考えて欲しいのは

「こういうパロディー画像で『ユーキャン死ね』と書かれているのを見たユーキャンで働く人はそれをどう感じるのだろうか?」

と、言う事である。

ユーキャンにだって自社を愛する精神の強い人は居るに違いない。そういう人がこの様な画像を見れば恐らく気分を害するだろう。ユーキャンで働く人のその人なりの愛社精神は尊重されてもいいが、そういう人がこれらのパロディー画像を見て感じた不快感は

「保育園落ちた日本死ね

と言う言葉を流行語大賞にした事で多くの人が感じた不快感とどう違うと言うのだろうか?ユーキャンが「流行語大賞の協賛企業として」考えなくてはならない事であると共に世間に対してその見解を明らかにするべきであろう。それもユーキャンの責任の一環だと言える。

審査員の一人である俵万智
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ツイートしたが、簡単にその言葉の「化けの皮」が剥がれて炎上する結果になった。

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※待機児童問題を全て安倍首相のせいにするのは御門違いも甚だしい。

振り返れば簡単に判る事だが、待機児童が増加したのは民主党政権時代の話で、保育士の処遇改善など皆無だった。それらの対策の実行は安倍政権に代わってから民主党政権無為無策だった。また、発端となった例のブログだが、文中で

《児童手当も数千円しか払えないけど~》

とあるのは児童手当の所得制限に引っ掛かっていた可能性が指摘されている。内閣府のHPによれば夫婦と児童2人の家庭で年収960万円以上の場合、児童一人あたり5千円の「特例での」給付となる。例のブログの作者の家庭がこれに該当するのであれば、それより所得の低い家庭の子供が優先的に保育園に入れる、と言う結果になるのは当然予想される範疇の結末である。しかも保育所の設置認可に関する業務は国ではなく地方自治体の管轄だ。要するに「保育園に落ちた」事を総理大臣に対して恨み節をぶつける事自体「御門違い」であると言う事だ。それらを理解した上で

「保育園落ちた日本死ね

と言う言葉を流行語大賞に選定し、それを支持しているのだろうか?
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※例のブログを書いた人が保育園落ちた理由が垣間見える。
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俵万智の所属事務所は反日団体の巣窟にあった。

その俵万智の事務所の住所が

「新宿区西早稲田2ー3ー18」

だった事も炎上に拍車をかけている。この場所に事務所を構える団体は多数あるが、その悉くが「反日団体と言われている。要するに「反日団体の総本山」だが、そんな場所に所属事務所がある俵万智…何を言わんや、である。その時点で幾ら

「日本という国も日本語も、心から愛しています。」

と言った所で信用はされまい。

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※選考委員に保守系論客はいない。そういう所から改善してはどうか。

審査員に保守系の論客が皆無な事を含めて流行語大賞」にはその存在意義から選定過程に至るまで闇が多すぎる。ユーキャンが来年以降もこの企画の継続を望むのであれば選考委員の選定から流行語の選定過程やその根拠などを明確にする必要がある。そうでなければ毎年年末に炎上騒ぎを喰らうだけでは済まず、最早企画それ自体が世間から信用されまい。それが出来るか否かがユーキャンに問われていると共にそれこそが「協賛」する責任であり、義務でもある。
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※ユーキャンはこれに回答する義務がある。