アメリカの北朝鮮への攻撃は正当化出来るのか?
※多分本当に「やる」だろう。
日を追う毎に緊迫度を増していく朝鮮半島情勢、漸く外務省海外安全ホームページに韓国に関する情報が掲載された。トランプの方針に賛成反対以前に日本の「すぐそば」で事が起こる事が予測されているのだから、日本が「無関係」で済む筈もない。そんな中、少なくとも
する事は明らかになった。
※既にこういう方針は日本政府にも伝えられている。
本当にアメリカが北朝鮮を攻撃した場合、北朝鮮がどういう行動に出るか予測は難しい。日本が攻撃対象にされる可能性もあるだろう。そういう事態を想定した対応や韓国にいる日本人の安全確保など、日本政府も相当忙しくなる。事前協議は必然である。
…とは言っても「事前協議した」と言う事実が明らかになる事はそうそうあるまい。我々一般国民のレベルにまでそういう情報が知れ渡る時点で「既に攻撃が完了している」可能性は極めて高いだろう。いずれにしても今後の情勢の推移や発表される情報には十分な注意を払わなくてはならないだろう。
…だが、事此処に至っても尚、「お花畑」の妄想に浸ったままの政治家がいる、と言うのは日本にとって「大きな問題」であると言えるだろう。
例えば志位和夫。
と、言うトランプのツイートを引用して
「破滅をもたらす軍事力行使に強く反対」
等と寝言を抜かしている。…寝言は「夢の中」だけで十分だが。
※もう年貢の納め時だ。
事が出来るなら最初からこんな事態にはなっていない。今日に至るまで20年以上それを目指してどんな成果があったと言えるか?確実に言えるのは
「北朝鮮は約束を守らない」
程度ではないか。志位和夫はこれまでの経緯を見ていないのか?
・国連安保理による議決に基づいたもの
・正当な自衛権の発動
に限られる。北朝鮮に対する非難や制裁を決議した安保理決議はあるものの、そのいずれも「北朝鮮への武力行使」を認めたものではない。また、現在の所、北朝鮮によって「アメリカが自衛権を発動する」事態が発生した訳ではない。(これから発生する可能性はあるが)「集団的自衛権」に話を拡大しても日本や韓国が攻撃を受け、アメリカに救援を依頼した訳でもない。これらの「国際法上の正当な根拠」に結び付けてアメリカの攻撃を正当化するのは難しい、と言う他ない。
※「やる」となったら徹底的にやるだろう。
だが、「そうである以上、理は北朝鮮にあり、攻撃して非難されるべきはアメリカだ。」と言い切る事もまた難しい。そもそも北朝鮮の核実験やミサイル発射は国連安保理決議に明白に違反している。安保理がその都度非難しても北朝鮮には文字通りの「馬耳東風」であった。「話し合い」での解決を志向しても北朝鮮は約束一つ守らなかった。この異常国家に「通常の思考回路での解決」を模索した事がそもそもの間違いだった、としか言い様がない。
「話し合い」による解決を模索してもそれは失敗だった。「法による解決」を図っても「北朝鮮に『遵法精神がない』」のだから意味がない。要するに「平和的解決」の可能性はない、と言っても過言ではない。と、なると「例え違法でも武力で解決」と言う結論にしかならない。少なくともトランプはそう判断した、と言う事だ。それに納得しないのであればトランプのTwitter(@realDonaldTrump)に堂々と「具体的な平和的解決法」を意見して見れば良い。…出来るだけの度胸と具体案があれば、だが。
※いつまで強がりを言っていられるか?
「北朝鮮の核・ミサイルの脅威が消滅する。」
と、言う結果をもたらすのであれば「違法だ」と承知の上で「トランプの決断を支持する」と言う日本人は多いのではないだろうか?少なくとも不肖筆者はそうだ。読者様は如何であろうか?