日米首脳を批判する志位和夫の愚

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※世界が羨む親密ぶり。

アメリカ・トランプ大統領の日本訪問は「成功」だと言って良いだろう。
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※安倍首相ならではの外交術でもある。

トランプ大統領と「ゴルフ外交」なんて世界の他のどの首脳にも出来ない芸当だと言えるし、
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※その意味は大きい。

日本にとっては対北朝鮮での最大の懸案である拉致問題に関してトランプ大統領拉致被害者家族との面会が実現し、
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※これはトランプ大統領に感謝、である。

拉致問題でのアメリカからの協力を大統領の言葉で引き出せたその意味は「非常に大きい」と言えるだろう。日本人としては「トランプ大統領に感謝」しかない。

しかし、それでも「水を差す」輩、と言うのは何故か存在するものだ。

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※忘れた、とは言わせない。

かつて

北朝鮮にリアルな危険はない」

と言い切った志位和夫だ。

共産党の分際で偉そうに何か言っている様だが、


と、志位和夫が先日の総選挙の際に出演したネット討論会で

北朝鮮問題での『対話による解決』の具体策」

を質問され、

米朝が対話する事が大事」

と、頓珍漢な回答をした事は日本国民として忘れてはいない。

「他人任せの無責任対応だが批判だけはする」

のが共産党の流儀らしいが、安倍首相もトランプ大統領北朝鮮に対しては

「今は対話より圧力」

と言う認識で完全に一致しているのだから、志位和夫の言う

「外交的解決のための方策」

は一切語られないのは当然である。また、それを以て

「両首脳の『危険な無策』」

志位和夫は批判するが、安倍首相は会談後の会見で

北朝鮮の35団体・個人の資産凍結」

と言う追加策を打ち出している。少なくとも安倍首相はアメリカと連携し、一致した方針に基づいた対応を行っているのは明らかだが、実現するかどうかも怪しい「米朝対話」を口にはするがその為の行動を何もせず、共産党独自の対応を打ち出す訳でもない志位和夫

「どっちが無策」

かは「火を見るより明らか」である。政権批判は結構だが「何でもかんでもすればいい」と言うものではない。特に拉致問題の様な「右も左もない」人道上の問題なら尚更だが、志位和夫には「そういう理解」はないらしい。
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※だったら何か具体策を挙げてみろ。
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※ただ批判すれば良い、と言うものでもない。

また志位和夫両首脳が共同記者会見で

「米国が北朝鮮へ軍事攻撃した場合、日本人拉致被害者をどう救出するか」

との質問に明確に答えなかった事を

「常に深刻なところで両首脳が答えを持っていないことが露呈した」

と、批判したが、アメリカが自分達の軍事作戦を軽々しく口にする筈もないし、日本としても

「米軍と共同で自衛隊北朝鮮に乗り込んで~」

なんて言える筈もないし、和田政宗議員によれば仮に米軍の攻撃で北朝鮮無政府状態になったとしてもそこへ自衛隊拉致被害者を救出すべく派遣する事は現行憲法上出来ない、と言うのがこれまでの政府答弁らしい。要するに「日本による拉致被害者奪還」を阻害しているのは何を隠そう日本国憲法なのだが、志位和夫とてそれを理解していない訳ではあるまい。出来ない事を知っていてそこを批判するのは卑怯だ。自分達の言う事が正しい、と言うなら志位和夫北朝鮮に出向いて自身の言う「対話」をして来てはどうか。それで例え一人でも拉致被害者を連れて帰ってくれば世間は共産党を見直し、志位和夫の株も急上昇するだろう。そうなれば現在では遠く霞んで見えもしない安倍政権の背中も見えてくるかも知れないのだが、そういうチャンスを活かせないのは政治センスがないからなのか?それとも単なる「口先ファイター」でしかないのか?どっちにしたって「そういう人間」を首相にするとロクな事にならない、と言うのは民主党政権で証明済みだ。同じ過ちを繰り返す程日本人もバカではないし、「そんな大きなリスク」を背負うより「安定」を選ぶのが民主党政権を経験した日本人の選択だ。「民主党政権よりリスクが大きい」共産党政権など誰も望まない、と言うのが「民意」であり、先の総選挙での「結果」である。志位和夫には批判の前にそういう「現実」を認識する事をお勧めしたい。

「安倍首相は偶発的な軍事衝突をどう避けるのかに対する答えがない」

と、志位和夫は言うが、その対応こそ米軍が北朝鮮へ攻撃を仕掛ける「フラグ」なのかも知れない。読者様も油断禁物、である。
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※とは言え、米朝軍事衝突の可能性は常に考えておくべきだ。