野党は「国会での質問時間配分」に対する「国民の声」を聞け

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安倍内閣の支持率は再び上昇…

産経新聞とFNNが行った世論調査では安倍内閣の支持率は47.7%と不支持の42.4%を上回った。トランプ大統領の訪日などの外交成果が評価された結果とも考えられる。

この調査によると、トランプ訪日における日米首脳会談、また北朝鮮問題での日米の連携、北朝鮮への圧力強化の方針については軒並み6割以上が賛成している。また、憲法改正について、国会は議論を促進するべきだと思うか尋ねたところ「思う」と答えたのは61.0%で、「思わない」の32.6%を大きく上回った。また憲法9条の現行条文を維持した上で自衛隊の存在を明記する改正案については、賛成が59.0%で反対は29.1だった。

そして現在国会で問題になっている「与野党の質問時間の配分」については議席数に応じて厳密に配分するのがよい」「野党に手厚く配分するが、より議席数に応じた配分に近づけるのがよい」との回答が合計で53.1%で「今のままでよい」は42.8%だったのだと言う。
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※野党はこの「国民の声」をどう受け止めるのか?

この調査で野党の質問全般に関して「国民の期待に応える建設的な質問が多い印象」と答えた人はわずか14.2%だった。一方、「そうではない印象」は76.1%に達し、政党別に見ても立憲民主党支持層でさえ60.8%、希望の党支持層で61.5%、民進党支持層は66.7%だったと言う。明らかに「野党の質問が有益」と考える国民は少数派だと言える。

「国会で建設的な質問が出来ていない」にも関わらず支持すると言う論理は理解不能だが、「野党の質問は無駄が多い」と言うのは国民の大半が実感していると見て差し支えないだろう。そういう「国民の声」を「与党2野党8」の質問時間配分に拘る野党はどう受け止めるのだろうか?言うまでもなく国民は「主権者」である。その声を無視して何が「立憲主義」なのだと言うのだろうか?
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※だったら「まともな国会質問」をやってみろ。

議席数に基づいて配分すれば「与党7野党3」となるが、与党は「与党5野党5」を提案している。それでも随分と「譲歩」していると言えるがあくまで「与党2野党8」に拘るならその根拠を明確にすべきであろう。「今までの慣習」だけでは理由にならない。「国民の期待に応える建設的な質問」が何を以てそう言うのかは見解が別れる部分ではあるが、あくまで「与党2野党8」を主張するなら野党は自分達の考える「国民の期待に応える建設的な質問」をどう担保するのか?国民に明確に示してからそういう主張をすべきである。
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※それが通用するなら苦労はしない。

民進党など、「党利党略」に手足口が付いていた様なものでしかない。それが分裂しようが集合しようが本質に変わりはない。国民の多くがそれを見抜いているからこそそれが議席数に反映される。それさえ理解していないのであれば政治家として「入口で失格」だ。この期に及んで「与党2野党8」なんてバカな事を言っている野党はその前にそういう「民主主義政治の『きほんのき』」から学び直して国会に来るべきであろう。それが出来ない時点で「政治家失格」であり、その存在自体が「税金の無駄遣い」「国会への冒涜」でしかない。さて、野党は何処で折り合うか?
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※それが出来ないなら議員辞職すべきだ。