ムダムダ国民民主党




民進党希望の党が合流して「国民民主党」と名乗った「自称」新党を結成したが、結党前から冷ややかな目線しかない様だ。


国民民主党

と言う形を取り、

と、言う事らしいが、「穏健保守からリベラルまで包摂」と言うのは水と油を混ぜるより困難で、20年前以上からそれを目指してきた民主党以来、「分裂と再結集」の歴史しかない。自分達で体験しておきながら同じ過ちを繰り返してどうするつもりなのか?

尚、「国民民主党」に参加した議員は

逆に「不参加」の議員は

だった。また「新」希望の党として


と言ったメンバーで再出発した。


不参加議員の一部は既に立憲民主入りに動いている。結局国民民主党は「野党第一党」となる事なく出発する事となり、民主党政権での閣僚経験者も殆どいない。有象無象の集合体以上ではない。つまり政権交代など

「夢のまた夢」

であり、百億歩譲ってそれが実現したとしても面子からして「悪夢の民主党政権以下」にしかならないのは確実である。そんな体たらくで党名に「国民」と言う言葉を使うのは凶悪犯罪者が社会正義を語る様なものだ。

この様に出だしから「早速躓いた」国民民主党だが、共同代表の玉木雄一郎

「国民民主党ができたら原則審議拒否しない。新しい国会のルールを自分たちから提案していきたい」

と、明言しておきながら結党大会は国会開催に合わせて行っていたのである。

結局連中は「何も変わっていない」のである。こんな連中の何を期待しろ、と言うのか謎だが、支持率が

民進+希望を下回る」

のは規定路線だろう。この先政治情勢がどうなろうが自民党はおろか、立憲民主党でさえ支持率で上回る事などあるまい。「虻蜂取らず」「二兎追う者は一兎も得ず」の典型である。「安倍内閣に反対」「選挙に当選したい」と言うのだけが「共通の理念」であり、遠からず

「保守とリベラルの対立が表面化」

して分裂騒動になるのは目に見えている。

国民民主党に限らず、民主党系野党が「自民党とタメを張る」存在になろう、と言うのであれば

民主党から受け継いだ政治理念を全否定」

する事から始まる。それを理解しない限り政党の分裂、再結集に意味はないのだ。そんな茶番に踊らされるのは滑稽でしかない。冷静に物事を見る目が国民にも求められている。


尚、国民民主党共同代表の記念撮影の最中、


何故か突然照明が落ちる、と言うハプニングがあった。「一寸先は闇」。この無意味な新党にはお似合いの「オチ」である。9月に代表選挙を行うそうだが、その時選ばれた代表は任期を全う出来るか?賭けの対象になりそうなのはそれ位だろう。…実に無意味な新党結成である。