無価値で歴史を語る資格がない釜山近代歴史館


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※出鱈目資料館

韓国・釜山にあると言う「釜山近代歴史館」とか言う資料館で

「強制徴用工の写真」

として掲示してある写真は先に韓国教育省が誤りを認めた小学校教科書での写真と同一の物であった事を産経新聞が明らかにしている。

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※この写真が徴用工と無関係なのは以前から指摘されていた。

問題の写真は上記の様な形で掲示されている模様だが、この写真は1926年9月に旭川新聞が報じた道路建設現場での労働者虐待致死事件での物で、記事からはその中に「朝鮮人がいた」事を伺わせる記述はないと言う。しかもそれは軍艦島世界遺産に登録された際の韓国の反対運動の時点で明らかになっていた事だ。それから4年近く経ったが、韓国教育省が小学校教科書に同一の写真を掲載して日本側から指摘を受けて誤りを認めたのは今年3月。この事実も韓国メディアで報道されていたが、それでもこの資料館は間違いを正さなかった、と言う事だ。そんな体たらくでどうして歴史を語れる?

産経新聞は「韓国教育省が誤りを認めた事」を説明した上で取材したところ資料館側は

「事実関係を確認した上で対処する」

と回答したと言う。確認も何も既にその事実関係は明白である。それでもこの様な回答をする、と言うのは訂正に「消極的」なのだと判断するよりない。

韓国に限らずどんな国でも歴史が100%正しく伝わるとは限らない。それまでの通説が一つの発見で一夜にして誤説となる事も有り得る。「間違いが通説」として認識されてしまった事は仕方ないとしても問題は

「その後どう対処するか?」

である。歴史に対する姿勢はその対応に顕著に表れると言っても過言ではない。韓国はどうなのか?と言うと

・徴用それ自体が当時の法体系で「合法だった」と言う事実に目を向けない
・実際に徴用された朝鮮人は245人でそれ以外は「出稼ぎ労働者」だった事実を認めない
・調べればすぐ判るレベルの事実関係すら確認しないで自分達の勝手な解釈で物を言う
・証拠付きで誤りを指摘しても簡単には認めない
・国家機関が誤りを認めてそれが報道されても周知されない

…こんな国に歴史を語る資格がないのは論を待たない。

間違って伝わっていた歴史を証拠を基に認識を改めるのは「歴史修正主義」によるものではない。「歴史修正主義」とは歴史的事実を自分達に都合良く改竄する事を言う。例えばロシアは北方領土について

第二次世界大戦の結果ソ連領になった」

と言うが、実際にソ連北方領土を占拠したのは日本がポツダム宣言を受諾した後だった。つまり第二次世界大戦が終わった後だ。しかも日ソ中立条約を無視した侵攻で明白な国際法違反だ。それらを無視して自分達の正当性だけを主張する姿勢こそが「歴史修正主義」なのであってその間違いを指摘し、正しい歴史認識を周知させるのは「歴史修正主義」とは言わない。

いずれにしても韓国の歴史認識、と言うのは改められて当然の代物である。そもそもこの資料館の建物は日本統治時代に建てられた物で立派な「日帝残滓」である。そこで嘘出鱈目の歴史を展示し、相手から誤りを指摘されている、と言うのがこの「釜山近代歴史館」の実態なのである。…歴史資料館としての存在価値はない。