お互いに有益なドゥテルテ大統領の来日


※過激な言動も目立つが日本とは巧くやっていける人だろう。

来日中のフィリピン・ドゥテルテ大統領は安倍首相と会談し、北朝鮮核問題、拉致問題南シナ海問題での連携を確認した。

フィリピンはASEANの中でも特に日米に近い立ち位置の国だ。従って日本としても是非ともこちら側に居て貰いたい国だと言える。そんなフィリピンのドゥテルテ大統領、過激な言動で知られるが、キチンと話せば何処かの国とは違って「話の判る」人の様でフィリピンは福島産水産物の輸入停止を解除してくれる事を表明した。


これまでフィリピンは福島産の牛肉、野菜、水産物放射性物質検査報告書の提出を求めてきていたが、ヤマメ、イカナゴ、ウグイ、アユの4品目は「輸入停止」措置を採っていた。それを解除してくれる、と言うのだから福島産食品の安全性をアピールしたい日本にとっても朗報である。また、ドゥテルテ大統領の訪日中に締結される日本企業との契約は26件、総額は約5,600億円、これにより8万人mlのフィリピン人が雇用を得るとの事でドゥテルテ大統領

「我々のインフラ建設計画への更なる参画をお願いする。政府内の汚職から、私が日本企業の投資を守る。何が問題か教えてくれたら私たちがその問題を叩き潰す」 

…こういうのを「ウインウインの関係」と言うのだろう。更にドゥテルテ大統領

「日本は兄弟よりも近しい友人で、地域に平和と発展、法の支配をもたらす非常に貴重な同盟国だ」

とまで言ってくれている。実際には日本とフィリピンには軍事的な「同盟」関係ではないが、向こうはそう思ってくれている。しかも

法の支配をもたらす

と言うのは常々安倍首相が言ってきた事だ。マスコミはこういう事は伝えたがらないのだろうが、安倍首相の言ってきた「法による支配」と言うのは日本と価値観を共有するアジアの国にキチンと伝わり、そしてそれこそが

「地域に平和と発展をもたらす」

と言う認識をも与えている。そしてそれは「日本の力」によってなされている、と言う意味である。安倍首相の外交方針が正しい、と言う証左である。


一方でドゥテルテ大統領南シナ海問題関係して、長年に渡るASEANからの行動規範作成の提案を、支那はのらりくらりと躱しながら軍事拠点化を進めている。


「フィリピンはとても小さな国。自分が何もできないことが悲しい。支那は早々に起案してほしい」

と言う。悲しいがコレが「侵略国家に配慮」せざるを得ない、持たざる国の現実なのだ 。そんなフィリピンを助けるのは日本として当然だし、また日本自身も「そうなってはならない」のである。自分が知事を務める県の海で支那船が傍若無人に振る舞っていても「刺激してはならない」なんて愚劣極まる事を言う売国知事 など論外いい所で「国家の害」以外の何物でもないが、そういう「国を害する」輩にはドゥテルテ大統領の次の言葉を贈りたい。

※ジョークが現実になりかねないから怖い…

ドゥテルテ大統領は「国に害なす」輩にはこの様な無茶苦茶な事を言っている。多分ジョークだとは思いたいが、この御仁の場合「本当にやりかねない」怖さがある。日本も本当にそんな事をする訳にはいかないが、これ位の強い姿勢を「反日左翼」と言う「国に害なす」輩には示す必要がある、と言えるのである。フィリピンにとってもそうだが、日本にとっても「有益なドゥテルテ大統領の来日」だと言えるだろう。