ゼネストで文在寅を脅す労組


※おかしな支持基盤だからそうなる。

文在寅が大統領になって以来、外交的には「害交の天災」ぶりを遺憾なく発揮して韓国の外交力を貶めた。「アメリカと北朝鮮の仲裁者になる」と言いつつ結果、双方から信頼されない、と言う稀有な結果を見ればそれは自明の事であろう。

そんな文在寅は内政面でも大変な事になっている模様で、最大の支持基盤であった労組決裂し、反発した労組側が「ゼネスト」を予告すると言う事態となっている。


その労組、「全国民主労働組合総連盟」略して「民主労総」と言うらしい。組合員数は100万、と言われ、朴槿恵に退陣を迫った「ろうそくデモ」で参加者動員の主力を担っていた、そしてこの民主労総が支持基盤となって文在寅は大統領選に勝利する事が出来た、と言う訳だ。

文在寅は「最低賃金の引き上げ」で韓国経済を疲弊させたが、その他「非正規職撤廃」など民主労総の要求を反映させる政策を採ってきたらしい。選挙協力の見返り、と言えばそこまでだが、それ自体は文在寅や韓国社会に限らず「民主主義の看板」を掲げた選挙であればどの国のどの政治家にも有り得る事だ。それは別段非難すべき事ではない。

※民主労総とやら、調子に乗ってこういう考えになっていたのだろう。

だが問題はそこではなく、民主労総は調子に乗って要求をエスカレート。解職された者の復職や自分達の要求を経営者を飛び越えて政府と直接交渉出来る様に要求したりと傍若無人な振る舞い目立つようになり、昨年11月の段階で

「民主労総はもはや弱者ではない」

と大統領府秘書室長が苦言を呈するまでになっていた。

こうして当初の蜜月は次第に決裂へと向かう中、民主労総の委員長が逮捕される、と言う事件が発生した。逮捕容疑は民主労総が昨年5月と、今年3、4月に国会前で大規模集会を開いた際に、組合員が警察の阻止を突破して国会構内に侵入、計70余名の警官が負傷。警察の装備もその際に破壊されたのだと言う。これに関する

特殊公務員執行妨害、共同建造物侵入、示威に関する法律違反」

がその逮捕容疑だと言う。既に5月には同容疑で幹部3名が逮捕されている、と言うからデモでの暴走は「組織ぐるみ」と判断され、トップにもその責任を問う事になったのだろう。

※国会で催涙弾が炸裂するのは世界でも韓国位なものだろう。

韓国では国会においてでさえ乱闘は日常茶飯事、チェーンソーや放水、挙げ句の果てには催涙弾まで炸裂する様な国だ。国会の外では何が起きても驚けない。それでも明確な「法律違反」があるなら例え自身と関係の深い団体であっても「法の裁き」受けさせるのが「法治国家としてあるべき姿」なのは論を待たない。文在寅としても苦渋の決断だったのかも知れないが、「信賞必罰」は当然の事だ。だがそれでも民主労総は「トップの逮捕」と言う事態に反発し、

文政権による労働弾圧」

と非難、更にHPでは

「文政府は朴槿恵政府と同じで財閥尊重、財閥特恵社会に向かおうとしている」

と、根拠のない批判を展開し、

「7月18日にゼネラルストライキを行う」

と、予告する事態になっている。

※民主労総とはそういう組織なのだと言うよりない。

ここでゼネストなんかやろうものなら大混乱は必至だが、この連中はそういう事は考えていない。ただ自分の事しか考えない様な連中だ。そういう連中に頼った文在寅も救いがないが、そうやって常に無茶苦茶な要求ばかりして、自分達の思い通りにならないと更に無茶苦茶をする連中こそ「癌」である。韓国の悪い部分が具現化した様な連中、と言っても過言ではない。こういう連中こそが国にとって「有害」な連中であるが、それは韓国に限らず、日本でも同様だ。似たような団体は多数あるが、そういう連中に「ロクなのはいない」。他山の石とすべきでsる。